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寒波が、宮崎の山々も白く包み込んでくれた。
暮らす殆どの人や子供たちが、積雪の中で遊んだ事が無い。
親達が、好意で山から幼稚園の庭に、山からダンプで「雪」を運んだ。
私には、少しぼやけて見えてしまった。
どうして、その山に子供を連れて行かないのだろう・・・。
園庭に積み上げられた「雪」が、それで嬉しそうに遊ぶ子供達が、悲しく見えた。
現代、結果を親があてがう光景を目にしてならない。
私が子育てをするのに、「水流渓人」になろう!と、決めたのもそんな理由が大きい。
ぜひ、田舎で子育てをしたくて、大阪を後にした。

毎年、我が子達は、当たり前の様に「雪」を体験している。
雪が降るキャンプも喜んだ。
この日、明日に「課題テスト」を控えた中学高校組の娘息子は留守番となった。
いつ来るか判らない寒波に、子供達の都合を合わせている場合ではない!
ママと次男を連れ、天孫降臨ルートから「高千穂峰」を目指した。
5合目付近、調子の上がらないママの顔を覗き込み、私が撤退を決めた。
帰宅すると、振るえが止まらないママは38度を越す熱で寝込んでしまった。
雪道は楽しめた!
家族と歩けた!
それだけで充分だと思い始めた「家族登山」のスタンスは、絶対登頂でなくていい!
帰宅して、写真を整理していた私は、次男の着けている帽子や、雨具や、リュックや、スパッツや、登山靴や、ウェアの一つ一つが、子供達のいろいろな思い出を作っている事に気付いた。
貫禄ある写真に見えた。
使い込んだどれもに、4人の子供達の記憶が光った。