中止となった「中央ベランダ」へは、林道から坊主尾根を登り、小積ダキとの鞍部から「坊主谷」を下る。
崩壊後の坊主谷は、見るからに地の果てに降り立つ形相である。
取り付きまで、３時間２０分。
そして８時３０分に、登攀が始まった。
ボルトはしっかりしているものの、以前より厳しいルートになっている。
草付は落ち、くず岩はボロボロと剥がれる。
順調なペースでピッチを重ね、１１時５８分・・・３時間２８分の登攀時間で小積ダキのピークに立った。
今後につながるいいクライミングだった。
【水流渓人レポート】http://www12.big.or.jp/~tsurukei/hotnews2/198chuuouryo-jobu/198.html