幼子が生まれた・・・。

私の卒園した「カトリック幼稚園」に、娘も息子も通った。

マリアは、大天使に「神の子」を授かったとのお告げを受ける。
「どうして私にそのような事が起こるのでしょうか？」

あまりにも有名な聖劇のセリフ・・・
長女は、そのお告げを言う天使を演じた。
次女は、マリア様を演じた。

クリスマスの夜は、この教会でミサに預かる。
ママの生けた花が、祭壇やマリア様の足下を飾った。
賛美歌を歌い、神父様の「お説教」を聞いた。

羊飼い達は・・・
三人の博士達は・・・
賢者や王を見るために星に導かれたのではなかった・・・
生まれたばかりの、何も話せない「幼子」を見るためだけに集まったのです。

この言葉が胸に響いた。
何も語らない、生まれた幼子・・・。
見るだけで心が和み、自分の心まで洗われてしまう。
私は、横に並ぶ４人の子ども達にどれだけの「和み」と「勇気」を貰っていることだろう・・・と、改めて思った。