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尾鈴甘茶谷右俣(万吉谷)を遡行し、尾鈴山頂に立つ。
この夏、私が勝手に計画した家族でのチャレンジ計画である。
ママと長男は3回、次男は2回、次女は1回の沢登り練習をした。
長女は初めての沢登りとなる。
林道から沢に降り、万吉谷の入口に家族6人がいた。
出来る限り水流の中を遡行した。
何度ロープを出しただろう。
8時間も要した山頂までの道のりは、決してウソがなかった。
いままでの山行や練習のすべてが生かされていた。

正直、私は体力的に精神的に砕けそうだった。
その気持を見透かす様に、子供達は多くの場面で私に勇気をくれた。
釜に飛び込み奇声を上げ、歌を歌い、時にロープで確保されながら緊張し・・・

誰もへこたれず、当然の様に山頂に立った時、私は溢れそうになる涙を必死で堪えた。
登山口へと下山した時、
『あんたのワガママぶりも、そろそろいい加減にしとかんとあかんで・・・!』
と言っている様なママの目つきが怖かった。
「良く頑張ったなぁ・・・。」
と声をかけたが、
「あんたとは、しばらく口をきけへんかも・・・。」
と答えられた。

【水流渓人のレポート】http://www12.big.or.jp/~tsurukei/hotnews2/153mankichi/153.html