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正月早々の滑落で、私は左足のカカトを骨折した。
長く辛い期間を経て、いつもの仲間と復帰第一戦を迎えることが出来た。
彼とのクライミングは、今までほとんど「初見・初挑戦ルート」にこだわった。
勿論、彼の実力・努力によるものは明白だが、こんな私も手助け出来た。
そんな仲間との復帰第一戦は、比叡のルートの中でも比較的難易度の高いルートのある3峰とした。
彼は2度目だが、私は初めてとなる「左方カンテルート」である。
彼の配慮もあるが、私の意地もあるルート設定となった。
殆どピンの無いクラック主体のルートを、確実にフレンズで支点を作り登っていく仲間・・・。
何が何でもフォローしなくては・・・と、噛り付いた。
私も、いつものチョンボ混じりではあるが、なんとかノーテンションで抜けることが出来た。
この厳しさの中に、研ぎ澄まされた多くの要素がある。

帰路、いつもの様に温泉に浸かり、青い太平洋を眺めた。
いつもの、
「次・・・、どこ登ります?」
との会話を、露天風呂でする。

【レポート】http://tsurukeito.web.fc2.com/hotnews2/141sahou-kante/141.html