イメージ 1

 

休みの今日、ようやく歩いた。
杉安峡から速川神社の往復・・・6kmである。
たかが6kmに、相当の思いが重なった。
岩で足の骨を折った事で、私は何か得たのだろうか・・・?
くやしくて、この熱い思いをどこにぶつけたら良いのか?
しかし、ぶつける事が出来るほど、私の足は回復していない。
山道を歩くのに、私は自分の足に集中する余り、傍らの花を見落としていた。
花を見つけるたびに、嬉しそうな声を上げるママである。
ヘビに出くわし奇声を上げていた。
自分も調子が悪いくせに、行進曲を歌いながら腿上げをしながら歩くママ。

「足が治れば、また岩ばかり行くしね・・・。」
と、ママが言った。

そうだ!と思った。
私は、岩から落ちて骨折した事で、ママとこうして歩いている時間を得ている。
ささやかな時間に、この上なく深いものを得ている事に気付いた。

帰路、西都原高取公園のツツジ、どれだけ咲いているかな?・・・なんて言いながら、遠回りして帰った。