朝、5時半に目覚まし時計のベルが鳴る。
数分於いて、ママの携帯電話のアラームが鳴る。
1分後、もう一度携帯のアラームが鳴って、ママはベッドを出る。
娘2人を起こす。
次女はすぐ起きるが、長女には存分に手間がかかる。
朝食と弁当の準備をする。
しながら大声で急ぐように注意する。
6時を回ると、長男・次男を起こす。
そして、6時20分に自宅を出発し、佐土原駅へ娘2人を送る。

息子2人は石油ファンヒーターの前で着替えをしながら不機嫌にしている。
いつもの事だが、長男のいちいち注意する言葉に、真っ向から立ち向かう次男の態度が激突するのである。

その気配を、私はベットの中で感じている。
息子2人が、ママの用意した朝食を食べ始めた頃までに私は寝室から出なくてはいけない。
まぁ、いけない事はないのだが、そうすればママが駅から戻る前にリビングに待機できるのである。
なぜ待機したほうが良いか・・・と言うのは、やはり家事・育児への父親の参画という道義的・世間的・・・いや、ママちゃん的感覚の許容範囲内・・・と言うべきか、まぁ小学生ぐらいは面倒見ているふりが出来るのである。
そう、今日もママは起床・食事準備・弁当作り・娘の駅送り、いわゆる我が家の朝の『4大事業』を終え、玄関からリビングへと御姿をお表しになられた。
いつものように「お疲れさま、大変やったねぇ~!」と、心からねぎらいの声をかけるのである。
そうする頃に、息子2人は集団登校の集合場所へ飛び出していくのである。

そんでもって骨折した旦那の世話じゃ、やってられんよなぁ・・・。
旦那である私本人も、厳粛に状況を受け止めるのである。
はぁ~!

そう言いたいのは、ママの方?
そうに決まってるわな・・・冷静に見ても!

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