この前喧嘩したわけではないけれど

喧嘩になることなく

私も彼もお互い一方通行にメールで

喧嘩腰に会話しました

私はこれまでも彼にモヤモヤを吐きつけても

その度に彼のもう少しに

好きだからそうするしかなく

泣く泣く彼の意志を尊重してきたつもり


その結果

心のどこかにいつもモヤモヤしたものを抱えて

我慢してきたから

些細な出来事に爆弾スイッチが入るような

彼から言わせると面倒くさい女になってしまった


今回もきっかけは些細なこと

前日鬼のように彼にグサグサと暴言を投げつけ

おやすみも言えずにそのまま朝を迎え

彼に期待をすることをやめると宣言


仕事帰りに迎えに来てくれた彼に

彼にはもう期待はしない

できることをしたくないと言うならもういい

と声を出して泣きじゃくり

彼は落ち着いてくれ

喧嘩をしに来たわけじゃない

とりあえずご飯を食べよう

それでも泣きじゃくる私にいい加減にしろとさらに追い討ちをかける

いつもはご飯屋さん選ぶのは私

この時の私はご飯なんて食べたくない気分だから

顔は固まってるし

緩んだら泣くしで

彼もお手上げ

適当に入ったご飯屋さんでも私は笑うどころか

彼の言葉聞くたびに

またおんなじこと…

そんな気持ちでいたから

表情がなかったんだと思う


彼は魚の死んだような目で見るのはやめてくれ

好きな人の顔を見る目じゃない

頼むからやめてくれ

俺はお前の仇でもなんでもない

と…


多分この数年間

私が泣いても喚いても

会えば泣いても私が彼のことを好きだと言うことがわかっただろうけど

この日の私からは彼を拒否しているのを初めて感じたのだろう


私の言ってることは理解できても

こんな形で私が望むことを叶えるのは

違うと思っていた彼は


こんなのは違う

こんなんで幸せか?

違う

こんなの絶対おかしい

と…


たしかに幸せじゃない

それでも今のままよりは幸せだと

答えた私に彼は観念した?

頑固な私に負けた?


嫌だけどできるようにする

そう答えた