今日は現在鶴保副大臣が取り組んでいるNETIS(ネティス)改革についてご報告。

NETISとはNew Technology Information Systemの略で、新技術情報提供システムのことです。
これは、土木や建築、測量等に関する優れた技術や新技術を開発した企業がNETISにその技術を登録し、登録された技術は種々の公共事業において積極的に活用してゆこうという制度です。登録された技術はデータベース化され、インターネットから誰でも情報を閲覧できますし、また登録申請も行うことができます。

このNETISに関し、これまで登録されたままで未活用の技術が多数あったり、また、「工事をする上でこんな技術があればいいのに」という現場のニーズを国交省の方で吸い上げていなかったため、新技術を開発する企業側もニーズの集約に苦労し、十分現場の声にこたえきれていない、などといった課題がありました。

既に6~7月には『トンネルコンクリートの浮きや剥離を検知する新技術』についての公募を実施しましたが、今後はこのように研究開発をして欲しい技術の公募を実施→技術選定をして現場のニーズにこたえていくことや、データベースに登録されているだけで未活用の技術について、なるべく早く活用・評価を行って積算基準を制定していくなどの改善策を考えています。

 現在、国交省内で細部を検討中であり正式発表は後日になりますが、NETISをより使い勝手の良いものにしていく方向で話を進めています。