7月7日の日経新聞でも取り上げられましたが、今日は「一戸建て住宅」に関して、現在国土交通省で新たな評価基準作りに着手していることについて一点簡単にご報告。

例えば一戸建てを新築した場合、その家の価値は『土地の評価額+建物の評価額』で計算できます。しかし建物の評価額については、築年数がたつとともに低くなっていき、およそ築20年で建物の評価額は『ゼロ』と見なされるのが現在の慣習です。

たとえ築10年して、傷んだ部分の改修工事を行ったり、内装やインテリアを一新したりしても、現在の制度では評価のしようがなく、一律で築20年程度で価値が『ゼロ』になってしまうのです。

現在議論中の新制度では、上記のような改修を行った場合、建物の資産価値を向上させるような新基準を作るほか、建物の主要建材を評価額に反映させたりする方向で話を進めています。

これにより、持ち家を売ったお金を新しい住宅購入にあてることによる住宅市場の活性化や、建物への設備投資の増大による内需の掘り起こし・拡大など、これからの景気浮揚の一翼を担うものになると考えています。

この新制度の導入を2014年度から導入できるよう、鶴保副大臣以下議論を進めているところです。また新たな進展があり次第ご報告をさせていただこうと思います。