総裁選挙が終わり、いよいよ臨時国会の開会が秒読み段階、という時期になりましたが、実はまだ国会開会のための議運は開かれていません。

慣例により、国会の開会の前には少なくとも一週間の間をおいて、事前に政府から開会の要請があるのが通例なのですが、29日開会とマスコミ情報どおりなら、22日、つまり昨日の時点で議運の理事会は開かれねばならないということになります。

参議院ではご存じのとおり、前国会で問責決議が可決されていますから、野田内閣のもとで本会議を開くことはできないことになっていて、政府民主党からの正式な申し入れが遅れているようです。
しかし、わが党も野党が自民公明二党をのぞいて七党もある参議院では、これら七野党の協力がなければ開催を云々することはできません。

またまた参議院がややこしいことになりそうです。こうした事態になることを恐れたからこそ、前国会で特例公債や選挙区制度などのすべての懸案法律を成立させてから問責、という手順にしておくべきだったのに。
新執行部のお手並み拝見、といったところでしょうか。