議院運営委員長に就任して二日が経ちました。予想どおり決算委員長時代とは勝手が違うようです。

議院運営委員長(『議運委員長』と人は呼びます)は、参議院内に委員長室を持ち(決算委員長の時は議員会館内にありました)、数十名の職員が常時サポートに当たり、三人の参議院職員が付いてくれています。

その所掌事務は、本会議や各種委員会の開催の是非、法案の審議日程はもちろん、外国人元首の接受や参議院本会議場や議員会館、議員宿舎など諸施設の管理運営に至るまで多岐にわたります。
節電でエレベーターをとめようとか、院内の議員食堂の箸をエコ箸にかえるか、なんてのも議運委員長の所掌なのだそうですよ。権力の魔力に魅入られないよう、気をつけねばなりませんが、変革すべきは躊躇なく行う勇気も持たねばならないと考えております。

また、就任二日でいろいろなことがありましたが、公に発表できないことも多々あります。いまだ本会議で正式に決めていないことを議運委員長がしゃべったとなると面倒な問題がおきるからです。

参議院では与野党がねじれており、両党が主戦場として論戦を繰り広げる場所となるであろうだけに気を抜けませんが、しっかりと務めてまいりたいと思います。