選挙後初めての国会が始まりました。

三期目ともなると、議員総会があって、その後本会議開催のベルが鳴って、議長の選任があって、と要領もわかってくるものですが、今回は小さな驚きが。

なんと、本会議場では一番後ろの席になっているではありませんか。
当選回数で席次を決めるため、当然と言えば当然なのですが、当選三回というものの重みを改めて感じると同時に、一番後ろに座る人を遥かに遠い目で見てきた自分を思うと、あっけないものを感じてもいます。


さて、その国会。
昨日は議長に西岡武夫前民主党国会対策委員長、副議長に我が党の参議院議員会長であった尾辻秀久氏が選任されました。

ねじれ国会を作って野党が多数を占める結果になったのに、議長もとれないのはおかしい、との指摘が出そうですが、公明党などとの協議で野党共闘ができなかったという話が漏れ聞こえています。

その代わりに議院運営委員長を自民党が占めることになったわけですが、議長を民主、議運を自民と分け合うことで、政策に“連帯責任”を負わせることを目的としているなら、「戦う自民党」としての態度をどこまで示しうるか、党の存立意義が問われることになりそうです。

民主党の理念とは全く相容れない部分については、下手な妥協をすることなく、敢然と戦うことが必要だと思います。

その意味で議員立法や質問の機会を、志ある議員すべてに与えるような党の在り方に賛同してくれる党執行部の刷新が必要で、議員会長の選出は今までの延長線上にあるものではなく、選挙も辞さない覚悟で臨みたいと思います(そうなれば参議院自民党史上初めてということですが)