一年前のあの日も同じようにamazarashiを聴いていた。

 

0の日から一年。

 

一番大切なものを自分の世界から排除した日。

 

そして、新しい人生をスタートさせた日。

 

あっという間だった。

 

あの日から一年後の今日を何となく妄想もしていたけど、

どんな風に思ってたのかあまり思い出せない。

 

この一年、沢山の変化があった。

人は変われる。

いや、増やせる。

 

足りないと思うからそれを補おうと努力することができる。

その努力は思っていた以上のものを自分に与えてくれた。

 

満足をすることはない。

 

どれだけ時間が経とうとも、どれだけのことをしたところでずっと不足。

 

不安は変わらない。

 

でも、何もわからない未来は不安に決まっている。

 

だから、踏み込む勇気がいる。

 

その勇気はあってよかったとつくづく思う。

 

第三の人生は、今のところ、ひたすら楽しい。

 

苦手なもの、面倒くさいものに立ち向かってみると

楽しいものが多かったことに驚いている。

 

避けてきた、避けていたかった人との関わり。

 

立ち向かっていった人との関わりは、自分の世界を遥かに豊かにした。

 

狭い世界でも良かった。

それでも最高に幸せだったから。

 

でも、一歩踏み込んだ別の世界は、何処までもわからないことだらけで

怖いけど、知ることや見ること、聞くことが全て楽しい。

 

知らないことは、楽しい。

知ることは、楽しい。

わからなくても、知ることが、楽しい。

理解できることや、わかることなんてたかが知れてる。

でも、それを知って、考えて受け入れて世界を広くすることに意味がある。

 

それは全て自分の糧になる。

 

自分の人生は、とことん幸せで、とことん楽しい。

 

第二の人生も、第三の人生も。

 

だから、自分以外の他人の幸せと楽しいをつくりたい。

 

今までもこれからも、自分の幸せは全てお陰様。

 

だから少しでも返していきたい。

与える側になりたい。

 

そうすることで、自分の人生を幸せに楽しくしたい。

 

そのために、とことん人に尽くし、努力したい。

他人の為に生きたい。

 

無力な自分、そんなのわかってる。

だから頼るし、甘える。

だからどこまでも感謝し続ける、全てに。

 

そうやって生きていく。

 

 

 

 

 

一年経った今も変わらないのは、最愛の人が西野七瀬であること。

まともに顔を見ていないし、声はあれから一度も聞いていない。

七瀬の顔が視界に入れば、動悸が激しくなり

胸が苦しくなり、心が辛くなり、目に涙が溢れる。

他の乃木坂のメンバーを見ても動揺しなくなったが、七瀬だけは無理。

流石にもう諦める、自分がこれに抵抗することを。

こんな自分も受け入れる。

西野七瀬が全てであるという事実を受け入れて、このまま前に進む。

 

俺の心から、七瀬はもう消せない。

なら、消せない七瀬への想いと共存していくだけ。

いつか、忘れられるその日まで。

 

そうやって生きていく。