結婚とは離婚。

それが自分の当たり前。

両親は離婚し、親戚や周りの知り合い
ほとんどが離婚している。

結婚式は最高に幸せな時間。

でもその後は離婚に向かっていくだけ。

それが自分の思考回路だった。

プランナーになる上でそれはどうだろうか
考えを改める必要があるのではないか
ずっとそう思ってた。

でも、世の当たり前とは離婚になっていることもまた
時代の流れとして学び始めている。
自分の思考回路は間違っていないし
これからどんな人にも当たり前になっていく。

結婚式とは
「今までありがとう」
そして
「これからもよろしくお願いします」
の意味がある。
つまり、これからの2人の未来も誓い合う
そういった場になる。
離婚を前提に誓い合う今はない。

それでも今までの環境下で植え付けられた
その思考回路はなかなか変えられるものでもなかった。

しかし、今日ツバキ文具店の2話を見て
考えが改まった。

確かに、離婚というのは当たり前になり
どんな新郎新婦にもありえる事だろう。

だから離婚なんてありえない。
離婚なんてしないというふうに考える事は
やはりできないし、それこそ無責任である。

ただ、離婚する未来があったとしても
結婚から離婚までの時間に必ず幸せがある。
人を愛し、人に愛され、そこにある幸せに嘘はない。
愛ある人に誓うその愛に嘘はない。

その幸せな時間には必ず意味がある。
長い人生にきっと「幸せだった時間」として
刻まれるはず。
離婚するときはきっと、色んな負の感情があり
その後も後悔や憎しみ哀しみ、負の感情がある。
でも、離婚する事でそこからまた、一歩人生を歩ませることができる。
離婚にもそれからの人生を豊かにする為の大きな役割がある。

結婚から離婚の時間をどれだけプラスに考えられるか
それはその人々によってしまうけど
離婚がある未来があったとしても
その時間を幸せにする事が仕事であり、
何より、どんな形であっても
そこでお呼びしたゲストや親族と新郎新婦。
今までのその絆や繋がりをこれからもという意味で
形にしていくのが
結婚式の役目だと思う。
その決意をした2人の少しでもおかげになれるように
努力したい。
寄り添いたい。

離婚は必ずしも悪い事じゃない。
結婚と同じように
どれだけ意味のあるものにするか。

離婚した両親は息子である自分に
申し訳なさを感じている。
しかし自分は、
離婚したことに少しもマイナスなイメージがない。
確に、世間の当たり前は仲の良い両親が家にいて
その二人に育てられるのが普通だろう。
でも自分はそうではない環境下で育てられた事で

今の自分がいる。

俺は、今の自分が好きだ。

自分の人生に満足はした。

でも自分自身に満足したことは無い。

それを少しでも前に進めようと
少しでも努力できる自分は好きだ。

それは、ここまで離婚という環境下で
育ててくれた両親がいたからだ。


出会い、そして別れ。
これは人の人生を豊かにする。
結婚、そして離婚もまた、それだ。