第1187回脳内迷路入り口はこちら





洋画の『CUBE2~Hyper Cube~』


って観たことあるかな?


あれは、今まで数々上げてきた現象が現実の世界で露骨に起きたのを想定して描かれた作品。

さらにハイパーキューブ(テセラクト)、そう超立方(4次元立方体)の中に入れられている。

4次元空間では時間の流れがクロスオーバーするということは多世界解釈も露骨にクロスオーバーする。

簡単にいうと、未来、現在、過去の時空間が同じ場所に混在し、パラレルワールドも混在してしまう。ようするに、『そこ』にいる無数の可能性の自分、周りの人間が出現する。

扉を空けて次の部屋に移ったはいいが、接続される事象は極めて不安定で規則性がない。量子力学で表される確率で導きだされる。


時間の変速度も現れ、事象Aと事象Bの時間の流れが早い、遅い早いになったり。

映画の最終局面はすべての事象で起きた未来、現在、過去が一つの場所に収束する。量子力学のアイデアが盛り込まれてる。


実際にはハイパーキューブはあんな正6面体(立方体)ではないはずだけど、映画の設定上、幾つもの空間が重なっていると解釈すればいけるのか…。



何しかマニアックなサイコホラーな映画です。