第1183回脳内迷路入り口はこちら





暇があるし、書いてみる。


あ、興味ない方は流してくださいな。



今回は『多世界解釈』について。



多世界解釈とは簡単に言えば、ミクロの量子力学における現象(解釈)をマクロの世界(我々の現実世界)に置き換えた考え方。

もっと簡単に言うと、空間が重なって無限大の可能性だけ世界が平行し存在(分岐)している。ということ。

いわゆるこの世界に極めて酷似した『パラレルワールド』が無数に存在するという解釈。


ミクロの世界では、『ここ』にあることを確率で示します。
左にあるかもしれないし、右にあるかもしれない。ほぼ同時にいくつもの事象に現れる確率がある。いい換えればその全体にあると言える。

それを複数の観測者が確率で探し、たまたま探し当てた瞬間にその広がってた物質は、その一点に収束する。そんな話があるのか?って思うけど実験の結果そうみたい。

要するにAという物質は事象の中なら、どこにあってもおかしくなく、どこにでも同時に現れる確率がある。難しいかな?


この現象をこの現実世界でも置き換えれるのではないか?というのが『多世界解釈』



ミクロの世界と違うのが2点。

一つは
『帽子を被った真緒兄』と『帽子を被ってない真緒兄』が同じ確率で存在しえる状況で、観測者『美月』がたまたま『帽子を被った真緒兄』を発見しても、全ての確率がその真緒兄に収束することはない。
要するに『帽子を被ってない真緒兄』は収束されることなく別に存在するということ。

もう一つは
ミクロの世界でいう観測者の居場所は固定されているが、この世界ではその『観測者』さえどこで何を観測しているかさえ確率で表されます。 要するに全ての可能性だけ同じ『観測者』がそれぞれの場所にいるということ。


今トイレにいる自分、今洗面台で顔を洗っている自分、今テレビを見ている自分。
全て存在しえる。ただお互いの世界は干渉しあうことはありません。

今現在、君が何をするか。それは無限大ですよね?ある程度予測される未来はあるけど、その全てにおいて未来が存在(分岐)する。

これは宇宙規模で、プランク時間の単位で無数にコピーされてると予測されます。
プランク時間とは、時間の流れの一番最小のコマ。これより短い時間はありません。
秒で表すと0.0000000000000000000000000000000000000000000539121秒となる
これが時間の最小値。

完全に天文学的な数字になるんやけど、このプランク時間の度に無数にパラレルワールドが発生していると考えられてるんやって。


ほんま?


しかし、今一番ホットな宇宙論の一つです。しかしながらたとえ、多世界解釈が正しかったにせよ、それぞれの世界が干渉しないんじゃ、証明のしようがないよな?(笑)なんて

酷似した説で、
ブレーン宇宙論と言って、第5の次元空間に浮かぶ我々3次元宇宙を膜のようなものに表した考え方。そこには無数の別宇宙(ブレーン)が存在します。
このブレーンこそがパラレルワールドともいえるかもしれない。


確かに、
もし世界が一つしかないのなら、オレらが生きてる世界は決められた未来のレールを生きてることになる。それだと未来は変えることのできない運命になることになる。要するに、努力して成功する人、失敗する人全てが必然的に決められたものになる。
それだと生きる意味もないし、考えにくい。

それを考えた時に多世界解釈(パラレルワールド)であれば、無数の可能性の未来と無数の現在があれば、今生きてるオレらにはしっくりくる。それでいていろんなつじつまがあいます。
物理学数式上の産物だけでなく、すべて本当だと証明された時はロマンチックですな!

別の自分がそこに無数に存在してんねんで?



実は多世界解釈はもうすぐ証明されるかもしれません。

そう、現実にタイムマシンが完成する手前まできてるそうです。


それはまた話します。