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ほな、今回はブラックホールについてや!

①ブラックホールに入ったら物質は2度と外に出られなくなる

ブラックホールとは、重力が強いために光さえ脱出できない天体をいいます。
太陽の8倍以上の質量をもった星では、その進化の最終段階で超新星爆発を起こし、星の外層部を吹き飛ばしますが、逆に中心核は重力収縮します。
この中心核の質量が太陽の2~3倍に達しない場合は中性子星になんねんけど、それ以上の場合は、自分自身の強い重力のために星を支えることができなくなります。
そして最後には重力崩壊し、物質が外に飛び出せない領域(ブラックホール)をつくるのです。



②重力バランスの崩壊がブラックホールを形成する

ブラックホールは光さえも重力に引きつけられるので、外部からブラックホールそのものを見ることはできません。
天体に限らず、太陽質量の10万倍以上の星間雲がそのまま収縮すれば重力崩壊。
銀河の中心核や球状星団の中心核では星が密集しているため、互いに作用する重力によってバランスが崩れ、巨大なブラックホールを形成する可能もあるらしい。



③ホワイトホールって?

ホワイトホールは簡単にいうとブラックホールの真逆の定義の天体やねんけど、存在するかは分からんらしい。
ブラックホールと違って、すべての物質の進入を許さない、すべてのものを排出するねんけど、いろいろ本をよんで調べたら、
結局ホワイトホールもブラックホールと同等の質量と重力を持つため、内部に入れないだけで、吸い込む天体には違いないかもしれないらしい。
中には入れないし、吸い込む?おかしいやんって思うかもしれへんけど、どういうことかというと、
ホワイトホールの球体の表面に降り積もって圧縮されている。外界からも内部からも。
だから結局、発見されてもブラックホールと間違えられるかもね。



④人工ブラックホール

前にも触れたと思うけど、加速器による素粒子同士を衝突させることによって極小ブラックホールを生成させるというもの。近々実施されるみたい。
できる確立はかなり低いらしいけど、これによって何が証明されるかというと、4次元以上の余剰次元の存在があきらかになるということ。
宇宙の起源は、ビッグバンではないかってよく言われてて、それを認めると確かに質量保存の法則などいろいろな矛盾が生じるねんけど、
実は、われわれがいるこの宇宙は、高次元の中に存在する無数にある宇宙の一つかもしれない。その高次元の空間の中での質量保存の法則なりたっていれば、ビッグバンもありうる。
それもこの実験によって、大きく一歩を踏みこめるかもしれない。



⑤人工ブラックホールの危険性

計算上、ミニブラックホールは生成されたあと瞬時に蒸発されるとされ、危険性は極めて低いと言われているねんけど、一部の団体から実験取りやめの抗議がある。
どんな状態かというと、
地球はその生成されたブラックホールに飲み込まれ、太陽すら飲み込み、質量を増大させながら、太陽系のすべてを飲み込んでしまうかもしれないということ。
いわゆる、滅亡説。確かにそれは困るな(笑)