ゲランのミツコ | ミエブロ!!

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歌って踊るゴーゴーガール
平成生まれの昭和オンナのブログです


日本人女性の名前使われてる香水は
ゲランの『ミツコ』だけではないでしょうか?☺️

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こんにちは🌞〜


本日は昭和の女性の代表的な香水

私も大好きな『ゲラン』の「ミツコ」…について

『全然香水なんてわかんない!』って人にも
わかるように、わかりやすく簡潔に楽しく、
そして何と言ってもめちゃめちゃ素敵なエピソードなど伝えたく思っております🤔

○シプレー系代表格

1919年にフランスの老舗ゲランから発売された

シプレー系の代表格。

というか最高峰って言われてるよね。

最近日本で流行っている香水で
こんなに重厚感があって格式高いイメージの香りは全然ありませんね。

最近のは甘くて若々しくてフレッシュなモノが主流な感じがします😳


香りの流行の変化は、
日本の女性全体へのイメージのようなものが関係してるんだと思うんですけど

やっぱり今日本では
女性の幼さのへの傾きがあるので
こういう『成熟した女性』を思わせる重い香りを纏う女性が少ないのかなと思います。

海外の女性はわりとバラエティ豊か。
もちろん若い人でも重い香りをつける人が多い印象ですよね。

私は前者が好き✨



香水の香りの種類は大きく分けて三つあります

・フローラル系…若々しい

・オリエンタル系…セクシー

・シプレー系…フォーマル

こんな感じのイメージ。

オリエンタル系というのは
東洋と中東などアラビアのエキゾチックな香りのことです🤔

○『ミツコ』とは

1919年、ゲランの立役者3代目調香師ジャック・ゲランが
クロード・ファーレルの小説「ラ・バタイユ」のヒロイン、
ミツコをイメージして創りだした香水です。

当時ヨーロッパでは日本趣向があって、
ヨーロッパの人々から見た日本人女性の神秘的な印象が、
うまく表れている作品と言われています。

はてそのモデルとなった小説『ラ・バタイユ』のヒロイン

ミツコは一体どんな人物だったのか。

『ストーリーのヒロイン、ミツコは
年の離れた厳しい日本海軍大将の妻として暮らしている年若く魅力的な貴婦人。

快活な若い英国海軍士官と恋に落ちるが
ミツコは不倫の愛を潔しとせず……』

という話らしいです。叶わぬ愛を秘める女性という感じでしょうか…!


それにしてもこの香水、今日に至るまで
80年以上も愛され続けてるんですよね〜凄い!

クチコミなどでは

『やはり誰もが憧れるが、これを纏う女性になるには数十年若すぎる…』

と思う女性が多いみたいですね🤔

イメージとしては40代のリッチなマダムが使ってる感じ。

わかります、私もそう思ってた。

○広告が美し過ぎる

・1965年
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・1974年
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・1990年
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1965年と1974年の広告が……!!

異様なまでの美しさとアートに富んでいるんだけど…!!!!!

1990年のはありがち、今でもよくある。

この、昭和35年代前後の広告の異様な美しさは一体なんなんや…大好き…かっこよ過ぎ……斬新。

この時代の広告のアートさって、日本人女性が媚びずに
西洋の成熟した女性たちと張り合ってるイメージ。

それも日本人独特なやり方で。
笑ってない、ってのが良いね…後ろ姿も良い。

○多くの有名人が愛用

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例えば喜劇王のチャーリー・チャップリンも

愛用していたと言われています。

何よりも私が『ワ!素敵』と思ったのは

ユーミンのエピソード。

香りの研究者であるエリザベット・ド・フェドーとの対談でユーミンが

エリザベットに

「ゲランを使ってるならぜひミツコもいいとおもいますよ。

有名なニジンスキーやロシアのバレエダンサーやオペラ歌手など、
この香水を好んできたのは貴婦人よりむしろ芸術家たち。

ただ、簡単な香りではありません。

誰にでも似合うものではなく、自分の世界を持っている人でなければ合わない香りだと思います。

香りはそれだけで成立するものではなく、つける人の肌とミックスされて初めて完成するものです。

そういったクオリティを持つフレグランスは
今はあまり多くありません。」(簡略化しました)

と言われたと

『ユーミンとフランスの秘密の関係』松任谷由実

にて書いているところ☺️

きっとそこにはアーティストでありクリエイターであるユーミンに

勧めた理由があるのだなぁと思って感激しました🤔✨

○20代ではまだ早いのか!

私もずっとミツコが憧れでした。

実際買うまでは『ジャン・デプレのバラ・ベルサイユ』と『ゲランのミツコ』が使えるのは

数十年先だろうと思っていたのですが

何にせよアンティークショップで年代モノのゲランのミツコを

発見してしまったもので、

早かろう遅かろう買ってしまェエエエエ!!😫
(アンティーク集める人アルアルですよね…)

となったのです。

付け慣れてしまうと案外心地よい!!

何にせよ1人も周りに同じ様な香りがする人がいないので笑

大体、26歳の若さで亡くなった1930年代のセックスシンボルの先駆け、

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ハリウッド女優「ジーン・ハーロウ」も20代で

このゲランのミツコを使っていましたし。
(彼女は18歳そこらから活躍していました)

彼女の二番目の夫が離婚に際して

彼女の愛用のこの香水「ミツコ」を全身に浴びて

ピストル自殺した、という話は有名です。


ミツコは今でも発売されていますが

製造法が変わり、昔の重厚さが薄れたという感想が多いです。

パウダーっぽさが浅くなって、よりフレッシュになってしまった模様。

それは、私にとって全く意味を成さないので
やっぱりその年代のモノを使わないと意味がない(

重厚さがなくなるならなおさら。

香水は腐敗はしないので長く使えますが
もちろん劣化はします。

保存状況が悪ければ尚更。

私の買ったアンティークミツコは未開封で箱の中に入っていて綺麗な状態だったので

香りの劣化もあまりみられませんでした。

まぁ劣化といっても要するに変な匂いに感じるかどうか、ってだけなので

その人がいいと思えば何十年も使えばいいんじゃないでしょうか笑

香水に使用期限はありませんから😮

○ハテ、現在の値段は?

まあパルファンか、オーデコロンか、オーデトワレか

継続時間で値段は跳ね上がっていきますがネットを調べると

30mlのボトルのパルファンが正規の値段でおおよそ4万弱でした。

高過ぎ…笑

ジーン・ハーロウのように、昔の20代は
ゴージャスな香水を纏えていたわけです…

今だって若い人が使って全然おかしくない!と私は思う😊

そしてなにより、日本人女性の名前が入った香水なんて私 他に見たことないですから✨

素敵じゃないですか〜〜💕


次回は私が前に使っていた

マイケルも愛用したと言われる『ジャンデプレのバラベルサイユ』の事を書こうかな〜と

思っております🤔

なんだかね、香水って男性がもっと付けても

いいと思うんだけどなぁ〜

実際ゲランのミツコもチャップリン愛用だし
バラベルサイユもマイケル愛用だし…☺️