「題名のない今日」

 平井大さんのこの歌は、
 とても心に沁みるのだ……


なにげない日常に花束を
なにげない景色に額縁を
題名のないこんなありふれた今日が
僕達が描いてきた 生涯一の名作さ



なんてことのない日常が
当たり前でない事を
改めて思い知らされた49歳の夏


生まれてからこれまでに3度
死ぬかもしれないと思う出来事があった

その度に、当たり前の日常は当たり前ではないと思いつつ……日常が戻るとそれが当たり前になる……
それは幸せなことだ


50歳になった今は、毎日感謝
父が亡くなったのは57歳……
私の寿命はいつまでかわからないから



仕事で嫌なことがあったって、
角に小指ぶつけて激痛に悶絶したって、

喜びも悲しみも
悩みも迷いも
痛みも苦しみも

生きているからこそ感じる事なんだなぁ…