久しぶりに映画館に寄った。


独身の頃はよく仕事帰りに一人で映画館へ足を運んだものだが、最近はAmazonプライムでレンタルできたり、しばらく待てば会員なら無料で観れる。

昔のテレビと違って、最近のテレビは大型で画質もよく、プライベート空間で他人の雑音のストレスもなく観れるから、映画館からは足が遠のいていた。

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時間的に、健康診断が終わって軽食をとり、11:50からの上映に間に合う丁度いい感
じだったので寄ることにした。



役所広司さん主演
「パーフェクトデイズ」
(監督ヴィム・ヴェンダース)を観た。
 



率直なレビューとしては、
少し退屈だった……。
そして、気になる事がいっぱいあり過ぎて集中出来ず……中だるみで睡魔に襲われた。


繰り返しの日常にも楽しみを見つけて生きること。
人生色々あるけれど、毎日を丁寧に生きよう。
そんな事をいいたいのだろうか………。


主人公はカセットを愛用していて、洋楽が流れる描写がよく出てくる。
聴いたことある曲だとしても、どんな歌詞かはわからない。
この歌の内容がわかったなら、もっと主人公の心の動きがわかるのだろうか………

それとも曲と心情はリンクしていないのか……。よくわからない。



※以下はネタバレ含む内容となる為、これから観ようとしている方、他人の評価など聞きとうないわという方、そんな方はブラウザバッグでお願いいたします※












先ず、冒頭が長い………
トイレ清掃員の日常を描きたいのだろうが、その描写が長すぎて飽きそうになった。

そして、気になる事が多すぎた。

今どき、カセットが聴ける車があるの?
アパートはボロで軽自動車所有。
スカイツリーが近いという事は23区内だろうけど、駐車場高くないのか??

自分の車で掃除用具積んで、首都高使って仕事場のあちこちのトイレを掃除して周る。トイレ清掃員ってこれがスタンダードなの??

雇われ清掃員じゃなくて、事業主なの?と思ってみたけど、どうやら雇われぽい。

毎日銭湯行って、たくさんの行きつけの店。毎日いくら支出があるんだろう………。

最初は、時代背景が少し昔の設定かと思ったけど、現代を描いている様子。


結局、妹や父と過去に何があったのかはわからず仕舞い。まあわからなくていいのかも……過去には色々あるよね、って事かな。

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そして、潔癖…とまではいかずとも少し神経質な私には耐えられない描写があって撃沈。


1日中、トイレという雑菌だらけの場所を掃除する仕事。ジャンプスーツを着用しているのだが、仕事が終わり帰宅して、寝る部屋でそれをハンガーにかけるのだ。

お洗濯しないのか…………真顔
鳥肌が止まらず、映画館を出ようかと本気で悩んだ。


トイレ掃除の描写でも、トイレの床に転がっているゴミを素手で拾う。
そのままトイレットペーパーをホルダーに入れる。衝撃。

便器の掃除は手袋していたけど、
なんとなく、全工程を手袋するもんだと思っていたから……ううっっ……ネガティブ真顔


なんか、ド日本なんだけど、
日本を舞台にした海外向けの映画なのか、
何となくチグハグさを感じてしまった。

キャストは素晴らしいと思った。
(石川さゆりさんはよくわからないけど……)


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今日は、何の割引もなく一般料金の1900円で観たのだが、損した気分になってしまった、というのが正直な感想。

吉祥寺の映画館で観たのだが、ここは飲食持込み可の為か、上演中、終始ビニールのガサゴソした音が耳障りだった。

お昼の上映だった事もあるのか、サンドイッチとか、パンを食べながら観ている人が復数いた。

そして、驚くほど腰が痛くなる椅子で参った。



久しぶりの映画だったけど、家でゆっくり観る方がストレスなくていいかな……。


何より、健康診断の採血がド下手で、採血後いつまでも腕が痛くて、なんかイライラしてしまった………。



こんな日は家にとっとと帰ろう。



※画像は公式サイトから切り抜き※