乳がん全摘 術後55日目

あと1週間で、2ヶ月。



たまにズキッとかはするものの、痛みでしんどく感じる事はなくなり、傷あとにも慣れてきた。



落ちついてきたからこそなのか、

なんだか傷あとをまじまじと見て、何とも言いようのない気持ちになった。


悲しい、とか、苦しい、とかそういうんじゃない。


寂しい………?なんか違うか、

痛々しい………?これも違うか。


己の語彙力じゃ、表現出来ない事がもどかしい。


ちょっぴり辛く感じてしまった日、

シャワーを浴びながら少し涙がこぼれた。



あらら??私泣いてるのか。

自分の感情に自分でついていけてない所が、ある意味わたしらしいかもしれないのだが………。



髪を洗いながら、涙も流れて、

まあ生理前っていうのもあるな、なんて自分を言い聞かせてシャワーを出た。


そこに夫がちょうどきて、

「おぉ、お前カッコいいな!

刀創みたいおねがいキラキラ戦ったもんね!

頑張ったよね。」


「まあねー♪〜⁠(⁠꒪⁠꒳⁠꒪⁠)⁠〜♪」

(心の中では号泣♡(T_T)(T_T)(T_T))



びっくりした。

たまーーーに、我が夫はエスパーなんじゃないかと思う事を言ったり、したりする。

一度や二度じゃない。



実は透視とかされてんのか?と、ほんとに思うくらいだ笑



喧嘩もいっぱいするけれど、

この人と、運命共同体になってよかったなあと思う。


―〜―〜―〜―


今年の後半スタートと共に怒涛の日々。

精密検査の封筒が届いた時から、ジェットコースター乗ってるみたいだった。


諸々の検査の恐怖と戦い、検査結果を待つ間の拷問時間に耐え、手術を待つ間の不安と戦い、とにかく心の葛藤が凄まじかった。


一つ一つ乗り越えていくので必死で、なんとか手術を終え、今度は術後の痛みや傷に向き合いながらも、日常生活を少しずつ取り戻してきた。



そうだ、日常生活が送れているという素晴らしい事なんだ。



何も起こらない日常の幸せを忘れてはいけない🍀