さて本日のGORO活はFMおだわらで、

毎週日曜日に放送している「午前0時の歌謡祭」

7月に五郎さんがご出演されたのは記憶に新しいが、

先日、五郎さんにも所縁のある、作・編曲家、船山基紀先生がゲスト出演された。

五郎さんとのエピソードはもちろん、先日お亡くなりなった筒美京平先生のこと、

各時代を彩った多くの楽曲のことなどの貴重なインタビューを、

多彩なリクエスト曲とともに2週にわたって放送。

今回は前編のレポートその①です。

 

船山基紀先生は東京都ご出身で五郎さんより5才年上の69才。

編曲を手掛けた曲数は2700曲を超えていて、

歴代編曲家総売上は小室哲哉さんに次ぐ第2位。

五郎さんの曲は「女になって出直せよ」、「序曲・愛」などのシングル曲の他にも、

アルバム曲も手掛け、なんと「ラスト・ジョーク」で海外録音にも参加されている。

来る2020年12月16日にソニーミュージックより、

4枚組のCDBOX「船山基紀 サウンドストーリー」が発売される。

インタビューはこのBOXに収録される楽曲を中心にいろいろなエピソードが語られた。

 

このCDBOXには1974年からの代表曲はもちろんのこと、

歌謡曲、アイドルソング、ニューミュージックまで、

先生ご自身も選曲に携わった72曲が収録されている。

いわゆるヒット曲だけではなく、アルバム曲のように、

今まであまり取り上げてこなかった楽曲にも、

スポットをあてようというコンセプトで制作された。

約3000曲の楽曲をアレンジされているので、

アルバムの収録曲はアルバム全体を聴かないと分からないこともあるそうだが、

音を聴くと不思議とその時代がよみがえる。

 

まずは渡辺真知子さんの「カモメが翔んだ日」

真知子さんご自身の作詞、作曲。

「真知子の歌が熱いんですよ」

真知子さんの歌に対する情熱を感じながら、

ニューミュージックよりにアレンジをされたそうだ。

 

続いて「TAHARA DISCO」(メドレー)

これはトシちゃんの主演映画「グッドラックLOVE」のサウンドトラックに収録されている、

4曲からなるメドレー。

最近、トシちゃんのコンサートに行かれたそうで、

「来年還暦なのに足の上がる位置が変わらない」

とMCの濱口さんも感心されていた。

えっ、トシちゃんが還暦タラー

見えないなあ。昔、アイドルをやっていた人は若いのう(笑)

たしか去年、氣志團万博に出演していたよね。

キレキレのダンスは健在。

 

そして西城秀樹さんの妹分、河合奈保子さんの「ヤング・ボーイ」

当時のアイドルの中でも歌唱力に定評のあった、奈保子さん。

アイドルだからといって、特別なアレンジはしていないそうだ。

ここで濱口さんからナイスな質問が。

「歌のうまい人とそうでない人でアレンジは違いますか?」

歌のうまい人はその歌を聴かせるようなアレンジになるので、

あまり音数を増やさなくてもいい。

下手な人とは歌を補完する意味もあって、音を足すため、

全体的に音の厚いアレンジになるのだそう。

そうか歌で勝負できる人は余計な飾りを施さなくてもいいということか。

さすが大編曲家。言葉に重みがあるなあ。

 

そして奈保子さんからの流れで、秀樹さん、五郎さんと話が及ぶのだが、

本日はここまで。

相変わらず長くなりますが、もうしばらくお付き合い下さいね。

 

こちらはAmazon限定バージョン。

当たり前だけど、どこで申し込むかで特典が違うらしい

 

昨年出版された、船山先生の本。

これも面白そう