ツルベルトの重い話シリーズです!!!! 気分じゃない方はトバしてください...。



今回は、正月三ヵ日に実家へ帰った時に体験した私の叔母に関わる出来事です。


叔母は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とうつ病を患ってて、市から重度の難病に認定され援助を受けています。 そのため、日替わりで市の指定の介護派遣会社のホームヘルパーが毎日来ていますが、1月2日はヘルパーが来れず、私がその日に面倒をみることになりました。


正確に言うと、1月2日に来る予定のヘルパーはいたのですが、そのヘルパーはろくな介護もしない怠慢な人だったので、叔母自身で断わってしまったのです。 そのヘルパーを叔母の担当からハズしてもらうよう正月明けに区役所と交渉し、現在はそのヘルパーはもう来ないので安心しています。


その日の介護ヘルパーを断わったのはいいが、母はどうしてもはずせない用事があり、父は絶対に手伝いをしないので(家庭内の恥をさらすようですが)、私が面倒をみることになりました。


私が小学生の頃は、両親が共働きだった関係上、下校後は学童保育に預けられていたので、叔母は休日に気分転換によくあちこちに連れて行ってくれました。 そして今、そんな叔母が困ってるのに、恩返ししなかったら一体いつするんだ...??


...と、いったようなコトを思い起こしながら、叔母の家に着きました。 その日はあいにくの雨で、部屋に引きこもってると、うつ病の叔母はさらに気が沈みがちになってしまうので、外に連れ出すことにしました。


そう思ったのには過去の経験が要因にあります...それは、叔母と同じく、うつ病の友達の話です!!! ...当時、毎日複数回もの相談の電話を受けていました。 完全な引きこもり症に陥ってましたが、あえて外に出ることを毎日強く勧めました。 最初はコワくて出れないと言ってましたが、徐々に外出の回数が増えていき、ついにはうつ病を克服し、今では元気に主婦をしています。 大事なのは根気よく相手になると同時に、外出させて恐怖心を少しずつ減らしていき、社会の中での自身の居場所を見つけさせることだと思います。 そういった情が入ってたせいか、披露宴の時には恥ずかしながら涙ぐんでしまいました (^_^;)


話は戻りますが、叔母が元気な頃、パチンコが好きだったのでスーパーのキッズコーナーへ連れていきました。 パチンコ屋やアミューズメントセンターは人が多いし、うるさすぎるのであえて避けました。 叔母は嬉しそうにパチンコをやってました。


昼食を取った後、「八景島シーパラダイス」の水族館へ行くことに決めました。 一番近い屋内施設で雨もしのげるし、自由に泳ぐ魚を観れば癒し効果があると単純にそう思ったので...。


現地に着き、車から叔母を車イスに乗せ、水族館に入りました。 一匹でも多くの魚を見せたいと思ったので水槽ごとに車イスを止め一緒に観てました...。


その時、私が気付いたことは周りの目がとても冷たいということでした!!! 他の客のジャマをしたくなかったので、後方で鑑賞してました...が、こちらの存在に気付いた人達の叔母を見る目を今でも忘れられません!!!! 「目は口ほどに物を言う」とはこのことを言うのかな...。


若い世代はそうでもなかったのですが、50~60代の人達からの差別めいた視線でした。 「最近の若い人は...」って、いかにもエラそうに言いそうな人達ばかりです。


全ての魚を観る為には、エレベーターに乗らないといけないので、エレベーターホールまで行きました。 ...が、そこで、もっと驚くべきコトが...。


...車イスごとエレベーターに乗ろうとした時、どこから現れたのか後ろからズカズカとたくさんのオジサマ・オバサマ連が割り込んできました!!! あっという間にエレベーター内はイッパイになり、私達は乗れなくなってしまいました!!! そして、またもや冷ややかな視線を目の当たりにしました。


仕方なく次を待つことに...。 次のエレベーターが着いた時、中に外国人夫婦が乗ってました。  そこで驚くべきコトに、彼ら自身が降りる前に、なんと私達が乗るのを手伝ってくれたのです。 さっきの出来事から間もなかったこともあり、「日本人、情けないなぁ!!」と、私も同じ日本人ですが、そう思わずにはいられませんでした。


不快さと惨めさが葛藤するような気持ちで水族館を後にしました。 帰ったら母が叔母のために夕食を作ってると電話を受けたんで、気を取り直し、急いで帰路につきました。


叔母の家に着いて、車から叔母を降ろす時に「ありがとう、楽しかったよ!!」と言われました。 叔母だって水族館でイヤな思いをしたハズなのに、私に気を遣って言ったのだと思います。 そう思ったら後悔の念で胸がイッパイになりました、「連れて行かなきゃよかった」と。 そう、連れて行かなきゃイヤな思いをさせずに済んだのに!!!


日本はまだまだ「福祉」の面では世界より遅れてると思うし、「福祉」に対する国民の意識も私を含め、まだまだ低いなぁと実感しました。



一日を終えて、介護士さんのタイヘンさを一部ながら分かったような気がします。 そして、私の一人よがりだと思いますが、あれから叔母は笑うことが増えたような気がします...イイ人ぶるつもりはないけど、そう信じたいです...。