ひねくれた性格してると、たった一つの真実じゃ物足りなくなるものなのよ、そうなのよ。


どうも、鶴野有紗です。



イロアワセ vol.2 ~Ne0N~
『NEOtrueEND』アリス役でした。

ありがとうございます!!


楽しかったです~!!!



さてこのブログですが、感想も交えつつもメインは『NEOtrueEND』の考察になるかなと思うので、まだ内容を知らない方はアーカイブ配信を見てから読むことをオススメします。









大丈夫ですね????









よしいくぞ???




オラ













今回のイロアワセでも脚本を担当させていただきました。

脚本です。

台本ではなく、舞台の脚本です。


最初ネオン×DJでやりたいと言われた時「ネオンならゲームの世界とかいいんじゃない?」と提案したところ、そこからどんどんと膨らみ……という感じです。

結果、舞台×朗読×DJというなんだかすごい事になりましたね……。


最初聞いた時は、

ゲストの2人のこと全く知らないしDJがそもそもどんな雰囲気かわからないし舞台の脚本なんて書けないし分数もめっちゃ決まっとる……

ってだいぶ不安だったんですが。


段々ノッてきちゃって。


「昼と夜エンディング変える!?死ぬ人変えようよ!!!きーちゃんの死ぬ演技見たい!!!」


ってどこかの誰かが言い出した結果……




おめでとうございます難産です。





ほんと今回は納期ギリギリまで悩みに悩んでました。

キャラクター自体は簡単に設定は作れたんですが、何が正解でどうすれば面白いか?

見た人に私は何を伝えたいのか?

と、イロイロ考えたらキリがなくて……(イロアワセだけにね😉)



最終的に、観る人にイロを持たせるものにしようと行き着きました。

この内容については後で語ります。





ではサクッとキャラクターの裏話を……。

(これはあくまで私の中での設定なので、あなた自身の解釈を曲げるな)




ダリア。

ダリアは花の名前から取りました。
とても可愛らしい花です。
そして花といえば花言葉ですよね~。
は~い、鶴野の大好物です。
イロアワセといえばお花のイメージがあったので、一人は絶対に花の名前にしたるねん!と意気込みました。

ダリアの花言葉は『優雅』『気まぐれ』『裏切り』

が有名ですね。

裏切りというのは、色んな意味が含まれているのかなぁと。
カナメにとって。ネオエンにとって。
イレギュラーな事を引き起こした彼女。

ちなみに衣装が黄色と白でしたね。
黄色のダリアの花言葉は『優美』
白のダリアの花言葉は『感謝』です。




西園寺。

意外と名前に意味はないのでは?と思いつつ実はあります。
お嬢様キャラで行きたいと言われたので賢そうな名前……と調べていたのですが、その中でも西園寺という語呂が好みすぎたのと、

西園寺公経

という人から取りました。

この人は百人一首にこんな句を残しています。

花さそふあらしの庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり

意味としては

嵐に誘われ花が落ちる、その花が庭を埋めつくし、まるで雪のよう。その降りゆく様を見ると、ふりゆく(古りゆく)のは、花より我が身なのだな。

的な感じです(超訳してます)

はい来ました花要素。

というのと、西園寺は今回の2つのエンディングにてどちらでも同じ役割を果たしているのです。

ネオエンを終わらせる誘導をするということ。

……そういうことですね。

西園寺のポエミーさも、この句のようにオシャレであれ……と盛り込みました。




カナメ。

みんなもうカナメとしてカタカナで認識していると思いますが、正式には奏命です。
公式サイトにのみ記載されています(笑)

名前をつけるにあたって、なんか厨二っぽいのがいいよね!と決めました。

かつ、今回はDJが肝ということで……

奏でる音すら命の音色。

という意味も兼ねて漢字表記も作りました。

あとはまぁ、ボスという事も含め

『物語の要』という意味も込めて。




アリス。

赤リス☆ミ
が正式ですね。
なんかゲームのハンドルネームっぽくていいじゃ~んって(笑)

実際、最初はアリスのみでした。
不思議の国のアリスのように、誰かに誘われて不思議な狂った世界にやってくる……。

そこに更に『☆ミ』をつけることで、アリスミと呼ばせ、かつ、私の色が今回赤色だったので
赤リス☆ミ
となる……。

的な……。

夜の部でも話が出たように、リスミーという単語はキーワードかもしれませんね。

もう意味をここに書いちゃいますが、リスミーとは『睡眠導入剤』です。お薬ですね。

比較的安全なお薬でして、脳の神経をゆっくりとしずめてくれる作用があります。

不安や緊張をほぐしたり
麻酔の前に使われたり
自然な眠りの為に使われたり

様々な場所で使われています。

不眠症の人に処方されたりもしますね。


このリスミーという単語、ネオエンでは色んな解釈ができる気がします。

ネオエンを安定させてくれる存在がなくなった?
リスミーという名前を文字った存在が新たに来たことにより今までとは何かが違う……?


ところで個人的な話ですけど
死ぬならさ……眠るように静かに死にたくない……?
なんてね……。




とまぁこんな感じでキャラクター設定だけでもかなりの量を語ってしまいますね。

それくらい愛情込めて作りました。





続いて物語の流れですね。

あんまり覚えてない(プロット(下書き)がほぼない)ので、覚えてる意識した所を書いていきます。



今回の大まかなテーマとして『表裏一体』があげられます。

『幸せ』と『不幸せ』
『味方』と『敵』
など。

それをセリフの随所に散りばめまくっています。


冒頭にも少し書きましたが、私はいかんせんストレートな物事の考え方が出来なくて。

例えばヒーローの物語だって、倒された悪役にも何かストーリーがあったのでは?と色々考えてしまいます。

でも実際、正義を裏返せば悪、とも言いますし、物事の見方次第なんですよね。

誰かを殺す事が、プラスに働く人もいればマイナスになる人もいる。

誰かの正義は誰かの悪。


そして尚且つ、観た人によって変わる物語。



最終的に、観る人にイロを持たせるものにしようと行き着いた

と前半に書きましたが、こういう事なんです。


このエンドを、あなたはどう受け取る?
バッドエンド?ハッピーエンド?
そのどれもこれもが、正解の答えなのです。

あなたの受け取り方が、あなたのイロそのものなのです。


この物語のタイトルは『NEOtrueEND』

NEO=新しい
trueEND=真の結末

バッドエンドともハッピーエンドとも一切書かれていません。

あなたの考え方が、選択が、答え。
誰もそれを否定しない。

素晴らしきネオエンかな!


自分のイロが分からないと思う人もいるかもしれませんが、今回のネオエンという世界の結末を見て何かしら感情が動いたのなら、その時点であなたのイロは存在するのですよ。

イロがついているという事実だけで、あなたの個性は色付いているのです。

素晴らしき人生かな!




今回昼の部も夜の部もどこかしら引っかかるエンドなので、大丈夫だろうか……とずっと不安だったんですが、思ってた以上に反応がいただけてものすごく安心しました。

マジでよかった。

(ずっと展開が不安だった)



あと意識したのは、めちゃくちゃ名前を呼びあっています。

馬鹿みたいに名前を呼びあってます。

稽古中もめちゃくちゃ名前呼ぶからわからなくなる、とキャストの方が言われていて本当にごめんなさい……と思っていました(笑)


ゲームの世界、電脳世界という仮初の世界で、存在を常に確かめあっていてほしかったんです。

君は君だよね?

と。

名前は同じで中身は違う人、なんてことがないように。

間違わないように。


大事なセリフの前後では、おそらくほとんど名前が入ってるんじゃないかな。



あとは……なんだ……?

そうね……。

今回舞台×DJではなく、朗読要素も入れるとなったので、日記という形を取りました。

同じ台本を使うのはダリアとカナメだけ。

それは同じアカウントだから~という表現で。

かつ、日記というわかりやすい過去の提示をする事により、アリスにどんどんと情が湧いていく……という流れが出来ればなと。


形に残る大切な思い出。

それをあっさりと投げ捨てるカナメの姿も印象的でしたね。


思い出を投げ捨て、そのままエンディングまで一直線!というあのシーンの流れがとても個人的に好きです。


昼と夜はここで分岐をするのですが、昼を見てからだと夜の部の決意がより意味を増す気がしますね。

だから昼と夜でこの物語は完結する、と考える方も多いと思います。

実際それに近いんですが、私の中ではもっとたくさんあるエンディングのうちの、今回は二つを紹介しました~というイメージです。


もしかしたらそもそもにダリアが目を覚まさなくてアリス追い詰められエンドがあったり、アリスがカナメだけを撃つエンドがあったり、カナメも死なないエンドもあったり、様々な分岐は存在するはずで。


だってゲームの世界なので!!!!



よくあるノベルゲームの

ed7.迷った先の、終わり

的な表記めっちゃ好きなんですよ。


ひょ~!!エンディング7って事はまだ別のエンディングがあるってコト~!!?!??

ってなりません?(笑)


そして昼の部は仲良くアリス以外、夜の部はカナメのみ、銃と関わりましたね。

ですが、あくまでゲームの世界での死。

どこまでが本当に現実世界に干渉しているのでしょう?

ゲームに負ければ段々と目を覚ますことが難しくなるとは言っていましたが、ゲームの世界内での死については一切触れていません。


これはマジでガチでただの一人のオタクの解釈(本番を終えてから思った)なんですが

死んだ=現実世界での目覚め

なのかもしれんな……とも思いました。

ゲーム世界での遊びは一旦さようなら。的な?


そうすると突然死が救いになるからすごいですよね!


あなた達を現実世界に連れ出してみせる。

ようやくゲームの世界から、抜け出せる。


なんて!














『辛い』という漢字に1本足せば『幸せ』になるよ、けどその1本はどの『幸せ』から取ってきたの?

という地獄のシーソー論(鶴野命名)が大好きです。



あなたはどんな話が好きですか?




そしてすぐに話変わるんですけど

今回脚本を書くにあたって、意識した所のひとつに『全員に見せ場を作る』がありました。

当たり前なんですが、全員が主役だと思って書いていたので……。

ただ、自分の書いたものを自分も演じる場合、自分の演じるキャラクターをどこまで活躍させるかってめちゃくちゃ悩みます。

そりゃ目立ちたいし美味しいとこ欲しいけど、それよか他のメンツを美味しくしなきゃ……なんて考えてました。

結果的に、アリスはストーリーテラー的な役割で落ち着きましたが……。


どうせみんなあの人のここの演技に惚れるんだ……惚れろ……って思いながら書いてました。

私を見てほしいという欲と、この人のここがいいからとりあえず見ろ!!というオタク心が常にぶつかり合ってます。

切ない。




まだまだ何もかも素人。

足りない事だらけなのでもっともっと精進します。


よろしくお願いいたします。









さて、イロアワセはきっとまだ続いていくのでしょう。

松田さんの企画力と実行力には毎度驚かされるばかりです。

vol.1から二連続で関われた事、本当に幸せに思います。

贅沢な経験でした。


そろそろ私は私のいないイロも見てみたいな、とも思っていますよ。

それはそれで綺麗なんでしょう。


そして、またどこかで色を交える機会があればいいな。





私は私自身で、色々やっていこうかなと思っています。

私の創作更新頻度アップ計画や、インスタでの朗読配信など!


それ以外にも出来ることがあるならばどんどんやって行きたい所存です。


なんか面白い事出来ないかなってよく考えています。


どれもこれも私の活動を見てくれているあなたがいるから成り立つものです。

いつもありがとうございます!!

ほんと、ほんと、これからもよろしくお願いします!!!


最後に!!!



私の事、好き……ですか!?!!??!!?!!!??(ビックボイス)