変わりたい。変われない。
努力しよう。努力じゃ届かない。
笑いたい。笑えない。
この数日間、私はずっとたくさんの事を考えていました。
変わりたくても、人間はそんなすぐには変われない。
改めて昨日行われたCUE! Reading Live 〜Wind〜、日名倉莉子役の鶴野有紗です。
観てくださった方、いかがでしたか?
楽しかった?面白かった?感動した?
少しでもプラスな感情が動いてるといいなぁと思います。
ずっとずっと念願だった朗読劇。
開催が決定してからワクワクが止まらなくて。
私はやっぱり演技が大好きで、自分の演技で誰かの心を動かせるようになりたいと夢見た事を強く思い出せる良い機会になりました。
演技って、もちろん収録とかも楽しいんですが、あの生の雰囲気とか、演技とかは、何物にも変えられないなって思います。
小学生の頃先生に教科書の朗読を褒められて演劇を始めて、中学で演劇部に入り、舞台の上に立つ楽しさを知り。
失敗だって何も怖がる必要はなくて、むしろそれをどう面白くするか、カバーするか、みんなで全力で考えあって、舞台を見に来てくれた人全員に想いを伝えようと全身を使って。
自分の感情全てを役に乗せるあの感覚。たまらない。舞台でしか出来ない特別。
高校では放送部で、声だけにすべてを乗せる難しさを知り、大学では声優という職業に出会う。
リーディングライブで思ったのは、私の経験全てが、今の私の演劇に対する思いやスキルとしてあるんだなって事です。
それを踏まえて、今回のライブを一から振り返ります。
まず衣装。
ギャンかわたん超ベリベリソーキュート。
自分がまさか黄緑の服に包まれる日が来るとは思ってなかった。
最近比較的痩せてたんですが、太ってる時期じゃなくて良かった(そこ乙女として大事)
とても動きやすい素材かつ、公式のCDジャケットに近づけてくださり、本当に感謝しかないです。
髪型も、当日メイクさんに「日名倉莉子さんちょっと難しい髪型しとるんですが再現可能ですか……」って画像を見せたら完璧な仕上がりになり、私はずっと興奮してテンション高かったです(笑)
後ろの図。
莉子さんは普通のハーフアップと、さらに編み込みハーフアップをしてるのか?どうなっているのか?教えてくれ莉子……可愛いよ莉子……。
や、ほんと再現率すごくてやべぇですね。
ライブパートでは黒手袋もありましたが控えめに言って最高じゃないですか?
マイクを投げ捨てないようにめっちゃ握り締めながら歌ったのと、私めっちゃ手が綺麗と思ったら手袋の形で、小指と親指絶望的に指先余ってたのは良い思い出です。
ほんと、衣装さんメイクさんには毎度頭が上がらないありがとうございます。
そして本番。まずはアフレコから。
あれだけお膳立てされてしまっては、もう真面目にやっても拍子抜けされてしまう……。でもどこまでふざければ……?どうすれば……?と前日ハチャメチャに悩み、結果
①ゲーム内で収録されている可愛い猫
②癖が強い猫(NG1)
③おじさん猫(NG2)
の全部を取り入れるという手段に出ました。
どこで切り替えるか、他の人と掛け合いがあるとこは切り替えないでおこう、え、だとしたら私はサチ役と切り替えながら合計4役をやってるようなものでは?
みたいな、パニック状態になりつつ、なんとかやり遂げられたかなという……(笑)
他のキャストのキャラも新鮮でしたね。
絢が演じるアカリは、名前の通り明るく、でもちょっと高校生っぽい遊び心を入れてるのがいいなぁと。
まほろ演じるカオリは、ナチュラルかつ蹴りサイコーだったのと、怖がる演技が超可愛かったなぁと。
美晴演じるタオは、こんな低い声もいけるのか!って新しい一面が見られて嬉しかったなぁと。
そんな感じ。
私自身サチのような女の子はあまり演じる機会が無いのでとても楽しかったです。
次に朗読パート。
日名倉莉子さんを演じる時は毎回かなりの表情筋と力が必要で、毎度終わったあとは疲れつつも元気100倍になります。
今回は立ってる状態かつ、足をあまり広げて立てないので、代わりに右手を握りしめて力を出すという手段を使っていました。
友に緊張してたの?って言われたけど、演技ではあまり緊張はしてなかったというか、莉子さんとして舞台に立つと全然平気でした。
ただ力がいるので右手を握り締めてたその様は、客観的に見るとシュールだなって思いました(笑)
収録の時も、足踏ん張ったり、結構手は握ってます(笑)
他にも結構動いてるなーって印象をアーカイブを見て思ったんですが、基本的に表情が誰よりも豊かな分、そうなっちゃってたのかもしれない。ゲーム内の声だけの時も、表情は伝わるといいなーって思いながら演じてます。
莉子さんは良くも悪くも感情が前面に出るタイプ。人の話を聞いてないようで聞いていて、純粋。
私は彼女をそう思っていて、だから朗読中も他のメンバーの話を聞いて、そうなんだ〜とか、何それ?とか思いながら聞いてました。
楽しかった。めっちゃ。
そして莉子さんを演じる時は基本アドリブはいれてません。収録の時も、台本に忠実に従っています。
ただ、セリフの中でめちゃくちゃ遊んでます。
よく、今の遊びすぎたかな……?と思ったら「オッケーで〜す」って言われて、「大丈夫でした!?!?!?」ってなる時も多々(笑)
ほんと、遊べるキャラクターは貴重なので、それを活かしたいんです(笑)
それに結構向こうから要求されたりもします。
「ここ、もうちょいギャグっぽくいける?」とか(笑)
だから、向こうもそれを求めつつ、こちらも仕掛けつつ、本当に楽しい役です。
「そう(いう演技プランで)きたか〜(笑)」ってディレクターさん達に言われる瞬間が好きです。(笑)
あ、良い意味でね!!(笑)
ただ、ふざけすぎるのは違うくて。
遊ぶところはもちろん遊ぶけど、それは莉子さんの中の遊び心であって、別に彼女がおふさげキャラ全開な訳では無い。
彼女は夢に向かって真っ直ぐな努力家。
そこは絶対忘れたくないし忘れることは出来ない。
鶴野がとてもネタキャラと化してしまって、それは全然良いんですが、その影響で莉子さんまでそうなるのは絶対違う。
だからどうにかこうにか、莉子さんの可愛いところや真剣なところ、出せたらなって。
なので、リーディングライブだからこそ羽目を外せる所は外し、ちゃんとするとこはする、それを心に刻みつつの朗読パートでした。
他メンバーの演技も、今までの練習より何億倍も気持ちが乗ってて素晴らしかったです。
ちょっとしたミスやぐちゃっとした部分も、なんにも変じゃなかったと私は思うよ。
それも全部、舞台の醍醐味だし。
あ。地味に私、甘噛みチックなところはあれどノーミスなんすよ。そこんとこどう思う?褒めていいよ!!!(誰も褒めん)
(笑)
最後に歌パート。
初めてNAZO-NAZE Jumping!の振り付け動画を見た私
「え、超可愛い振り付け〜!!!」
冷静な私
「え、これ私が踊るんや」
情熱な私
「え、踊れるんか?」
私
「歌いながら踊れるんか!?!!?」
っていう。(笑)
でもそこに関しては不安なのって自分の体力や歌唱力だけであって、それはもう練習で頑張るしかない。だから、笑顔でひたすらに踊りきろう!って練習に挑みました。
実際、練習では1回踊るだけで毎回全員汗だく状態。
「やばいね……」って、みんなで言いながら、何度も何度も練習しました。
NAZO-NAZE Jumping!は全体で振り付けを見て欲しい〜!!
ずっと動いてるから!!(笑)
歌ってない時も歌ってる時も細かく動いてて、遊び心満載なんです!!!
踊ってて超楽しい。
あと、みんな「歌いながら踊れるかな……」って言ってたけど、ちゃんと歌えてたよ……。よかったよ……。(誰目線?)
そしてNAZO-NAZE Jumping!を越えてからのSteppin’ Girl。
なんだろうこの実家感。
おかえり感。
NAZO-NAZE Jumping!とColorfulをずっと練習してたので、Steppin’ Girlは少ししか練習してないんですが、もう体に染み込んでるよね(笑)
ナソナゼからすぐにSteppin’ Girlだから、体力どうだろう?とか思ってたけど、ナゾナゼを何度も何度も練習したからか、意外といけた……気がする。
楽しく楽しく、歌えました。
はやくお客様が入った状態でSteppin’ Girlしたいなぁ。
みんなで「ふ〜!」ってやってさ
「踏み出そ〜!!!」って叫びながら前に出たい。
今日もしようかなって思ったけど、それはみんなと直接会えた時の特権にしとこうと思ったのだよ。
約束ね。直接会えた時は叫ぶからそこ(笑)
最後はさっき少し名前が出たColorful。
ん〜〜〜〜。
ん〜。
うん。
最初にColorfulやりますって言われた時、正直「え?」しか声が出なくて。
嬉しいと同時に、歌い分け……歌い分け……やばない……?歌い分け……振り付け……お……?
って。
そこから猛特訓したものの、一度も上手く歌えなかった。悔しかった。
家でも何度も練習して、これ以上は喉が枯れるからって断念した日も多々ある。
プロの方に頼んで欠点をいっぱい言ってもらって、改善しようともがいた日もあった。
Colorfulは力を抜けば最後まで歌えるんですが、ライブで莉子さんはきっとそうは歌わない。全身全霊で歌い上げる。
それに私がついていけるか。
このブログの冒頭に戻ります。
変わりたい。変われない。
努力しよう。努力じゃ届かない。
笑いたい。笑えない。
変わりたくても、人間はそんなすぐには変われない。
CUEのストーリーを読む度、時には立ち止まりながらも、ちゃんと前を向いて成長していく莉子さん。
その隣を歩いていたかった。でも
今回のColorfulで気づいてしまった。
届かない。
私は莉子さんに届いてない。彼女の背中に触れられない。追いつかない。追いつきたい。
負けたくない。
Colorfulは夏チームがメインの曲です。
歌詞も、夏を感じさせながらも、寄り添ってくれる所が印象的だなと思う。
2番終わりのソロ。
何度やっても全然上手く歌えなかったソロ。
裏声に逃げちゃおうかと思ったけど、そんなの出来なかった。
画面の前で見てるマネージャーさんたちにこの気持ちは伝わるのだろうか。
たとえ上手く歌えなくても、上手く生きられなくても、大丈夫だよって伝えられるだろうか。
スタッフさん達も、不具合に必死に対応してくれてました。
リハーサルから色々確認や調整をしてくれてました。
あぁ上手くいかない。どうしたらいい。
時間が無い。足りない。
技術も努力も足りない。
それでも。
私の大好きな二次元は、大好きなコンテンツは、大好きなキャラクターは、こうやって私を、誰かを助ける。
手を伸ばせば、きっと。
『隣にいる』
ここは、私が莉子さんに言えたのか、それとも莉子さんが私に言ってくれたのか。
もうわからなくて、頭がぐちゃぐちゃになりました。
ずっとずっと不安だったこと。
声優としての自分は何色なんだろうってこと。
ソロの練習をする度に、自分の悪い所ばかり見えて、焦燥感は私を追い詰めた。
リハーサルでも上手く歌えず、振り付けも間違え、己の未熟さに打ちのめされる。
私の長所って何?
笑えない私って何?
こんな私を、好きになってくれる人はいるの?
そんな不安が全部、襲ってきました。
でも、きっと。
私が信じてる莉子さんが隣にいてくれるのなら、それだけで今はいいのかもしれない。
莉子さんが隣にいる今の私なら、大丈夫なのかもしれない。
大丈夫。なんとかなる。
いっつもあの子だってそう言ってた。
『迷いは捨てたんだ』
あんなに感情に乗ったのは初めてでした。
Twitterにも書きましたが、最後の4人での「あぁ〜」の所。
リハーサルの何倍も声が出てて、感動した。鳥肌がたった。
そうだよ、私は1人じゃないよ。
こんな素敵なメンバーがいるよ。
いつだって大好きなみんながいるよ。
それでカラフルな自分に、なれるんだ。
最後のソロはそんな大好きなみんなに背中を押されながら、届けるように。
きっとこの日の温度を、私は忘れない。
……という。
急に最後、小説みたいになってお恥ずかしい(笑)
めっちゃ泣きながら打ってました(笑)
でも嘘偽りのない私の気持ちです。
今回のイベント、あしバシ!では、海、夏、スポーツ、という莉子さん大好きな要素が詰まっていたり、イベストでも念願のラジオが少し関わってきたり、莉子さんにとって大切なお仕事の話となっています。
また、今後更新されるメインストーリーでは、それぞれの葛藤や向き合い方が描かれています。
どれだけ笑顔で夢に向かう彼女にも、思うところは必ずあって。
案外これまでのカードストーリーとかではオーディションに落ちるところがよく描かれてるキャラクターでもあるんですよ、莉子さん。
いつも報われろ……報われろ……って思ってる(笑)
ま、実際にゲーム内で色々と確認してください。
読んだら積極的に感想呟いてください。
運営にアピールしよう。な。
感想は思うことがまず大事ですが、伝えるのはもっと大事だとよく思うので。
あ、鶴野宛ての感想もめちゃくちゃ待ってます!!
24時間待ってます!!!!!!!
褒められて生きてたーーーい!!!!!(ビックボイス)
……というわけで。長くなりましたがここらへんで終わりますかね。
6000字弱のブログ、ありがとうございました。
これを読んでくれたあなたの隣に、寄り添える人間になれますように。
あでゅ!!!!