「山ちゃーーーんっ!志君からヒラマサもらったけぇ取りに来いや。」
「ダメ!明日から台風じゃけ、太田川で鮎釣りしとる。」
「オトリおるか?」
「別けてあげるほど釣っとらん。」
「・・・・。」
台風かぁ〜〜〜。
昨日も鮎釣りしたけど、、、
イコっ。
「あんたーーーーっ!また行くんね!?」
「へえ。台風が来るけぇ。」
赤パンツのまじないが効いたかのか元気が余っとる。
久しぶりに錦川上流の宇佐川を目指した。
小瀬川にオトリがおらん。
もう終わりか?
弥栄ダムを抜ける。
美和名物の栗が形付く。
中学時代の坊主頭を思い出した。
みんなイガグリ君だった・・ガハッ!
宇佐川組合長の所でオトリを調達も、
あまりにも小さい。
このオトリじゃ本流はムリ。
で、上流を目指す。
とにかく、人がおらん。
さすがに宇佐川は、
美しいわいっ!♪
ヤリマス!
この石に座ります。
チビオトリをタモヘ移すと、、
ピョン。チャポン。一匹脱出。
ウソーーーーーっ!!!
なんで、いつもこうなるん!?
昔からの不器用が、さらにひどくなっとる。
「オトリ君。頼むけぇ頑張ってくれ。頼む。頼むーーっ!」
チャラを「行ってコイ釣法」。
なんとよく泳ぐオトリじゃ。
イケ。イケ。イケーーー!!!
スコーーーーン!
ガハハハハハハ!!!!