何か懐かしいさのある特撮時代劇のVFXを担当する事となり、今年の7月から今月まで、この作品漬けでした。

タイトルは「鬼神剣サキ」



出演は、リー村山、KAZ、巴里絵/榎木孝明他

 リー村山さんは、時代劇ファンなら俳優として、武道家としても有名な方ですね。「ザ・ラストサムライ」にもオファされ出演されています。東映太秦映画村では、宍戸大全さんと共に、長年時代劇ショーでもご活躍されていました。
 そして、そのリーさんと俳優としても武道家としても親交の深い、榎木孝明さんがこの作品に協力され、出演されています。時代劇復興にも尽力されている事から、本作品に寄せる思いも大きいとお聞きします。

 監督は、古巣の大先輩で、色々な意味で、私が尊敬している和田圭一監督。そして「千代姫戦鬼」で共に監督した悪友の中野広之君の二人。

 製作は、一般社団法人・京都サムライドラマ制作委員会。

 今回、十年ぶりに古巣に戻り、太秦の時代劇スタッフと共に参加しました。
スタッフも世代交代していて、撮影部は東映太秦映像に同期で所属したメンバーが最古参になっていました。みんな、それなりに年食っちゃいました。(笑)

 撮影は、宮津まで遠出しての宿泊ロケで始まり、京都市内外でオールロケという凄さ。夏場という過酷さながら、とても楽しい現場でした。その後の仕上げは苦労しましたが、完成した今は達成感でいっぱいです。
 私たちが所属した頃の諸先輩には「仮面の忍者・赤影」のスタッフも多く居られ、そうした方々から仕事を教わったスタッフが、この作品には参加しています。
 そのテイストを大事にした結果か否かは置いといて、敢えてテグスを使った手作り感満載の特撮場面も有りーの、私が担当したCGやVFXも有りーの、と新旧織り交ぜたテレビ特撮時代劇に挑戦しています。

 そんな「鬼神剣サキ」が、明日2014年12月29日(月)昼12時からKBS京都にて放送になります。直前の告知です。反響によっては、放送局を拡大したいようなので、ぜひ、読者の皆様からの熱いご支援を頂けたら幸いです。

※詳しくは、制作の「京都サムライドラマ制作委員会」のホームページをご覧ください。

http://samuraidrama.jp