どうも、寝ても覚めても釣りの事しか考えていない釣師Dです。


今回はバス釣りの思い出と、始業前にコーヒーを飲みながら観た釣番組でのバス釣りのお話。


私達の世代はグランダー武蔵や村田基さんの影響でバスフィッシングは憧れの釣りでした。


村田基さんの事をジムと呼んで崇拝し、バスボート上から繰り出される正確無比なキャストを真似したくて練習した釣り好き少年たちが多かった時代です。


私もそんなジムに憧れてお年玉を叩いてシマノさんのバスライズというベイトリールを買いました。


学校から帰ると近所の川や池に行ってキャスティングを繰り返したり、庭に的を作って当てるゲームをしたものです。


バックラッシュしまくったのも良い思い出ですね(笑)


私の地元にブラックバスは生息してないので釣れるのはナマズやハヤでしたね。


それでもジムの教え通りに釣れると嬉しかったです。


フッキングした時に「フィーッシュ!」と叫ぶのもお約束でした(笑)


そして何でもバス持ち!


風が吹いたらスピナーベイトとかスキッピングでラバージグをカバーに入れたりとか他にも数え切れない程の格好良いバスフィッシングを教えてくれたのがジムです。


本土の高校に進学し、たまたま隣の席になったM君と一緒にほぼ毎週1日中バス釣りをしてました。


今でも会うと飲まず食わずでひたすら釣りしてます(笑)


お互いジムに憧れていましたからカバーにスキッピングで入れたり、朝一はトップ!と太糸に強い釣りを意識してやっていました。


当時の私達はスピニングには8lb以上、ベイトには20lb以外巻いたことなかったです。


私はスコーピオン、M君はメタニウムと高校生にしては頑張った方だと思います(笑)


ハードルアーで釣ってこそ正義と真夏でもタンクトップで1日中ハードルアー投げ倒してました。


それでもジムの教えをちゃんと守っていると一人でアベレージ40cmアップ15本は釣れたんですよね。


初めて50アップを釣ったら数よりもサイズという考えに偏ってより強く攻めた釣り、カバーの更に奥を狙い、ウィードを切り裂けるリグになっていきましたね。


そんな時代で育ったものですから先日観たバス釣り番組には思うところがあるわけです。


とあるダム湖でのロケ、トーナメント優勝経験のあるバスプロがレンタルボートでの釣りを紹介していました。


丁度ワカサギが固まって良い時期なので大型狙える楽しい時期だよね、とコーヒーを啜りながら観ていました。


そのトーナメンターもワカサギがいるのでこのタックルでいきます!と手に取ったのは細いロッドに小さいスピニング…。


ルアーはこれですね!とカメラに向けたのは小さなジグヘッドにセットした45mmほどの小さなワーム…。


待ってくれ、小魚の群れがいたらスピナベじゃないの?


何なら春先朝一ならそろそろトップもやってみようかなって時期じゃないの?


私の知ってるバスフィッシングではありませんでした。


そしてダブルハンドキャスト、フェザリングは左手、ベールもマニュアルリターン…。


格好つけろよテレビだぞ(笑)


魚探見ながら何回かキャストしチョンチョンしてるとバスがヒットしましたが、めちゃくちゃドラグ鳴る。


どんなデカいのかけたのかと思うと40cmちょい。


40そこそこでドラグを出すな(笑)


やっぱり朝一デカいですね!フロロ3lbだからヒヤヒヤしました!とトーナメンター…。


やけにリール小さいなと思ったら3lbかよ!何釣りしに来たんだよ!


その後もロケ終了までスピニングとワームだけで釣りしてました…。


釣った魚は30cm~40cm数本…。


何も格好良くないし憧れるポイントがひとつもない…。


スポンサーにワーム紹介してくれとでも言われてるんでしょうか。


それにしても楽しくない釣りを観てしまったと朝から変な気分でした。


トーナメンターのウイニングルアーが小指の爪サイズにちぎったワームだったりする今のバスフィッシング業界。


わざわざ軽い仕掛けをベイトで投げるためのベイトフィネスリール。


一般の方が楽しむ為には大いにアリだと私は思いますが、プロがそんなセコセコした釣りをテレビで見せるのは格好良くないと思うんですよ。


ちぎったワームなんかどうしてもバスが釣れないからブルーギルを餌にしよう!とギル釣るのに使ったくらいです。


バス釣るのにワームちぎるなんて考えになかったんですもの。


春先なら最低でも50、喜ぶのは55以上!とトーナメンターなら格好良く強い釣りで視聴者を魅了して欲しいとおっさんは思いました。


今ではバス釣りに行く機会は減りましたが、若い頃学んだタックルと釣り方でも十分釣れるんですよ。


実際に何度も優勝しているトーナメンターは強い釣りをしています。


バスがスレているから細糸、小さいなリグでしか釣れないなんて嘘ですよ。


バスの個体数は減って昔よりスレているのは確かです。


でもそのスレたデカバスをいかに釣るか、安易にセコ釣りに逃げずあらゆる手段を考えるのがバスフィッシングの楽しみなんじゃないでしょうか。


今自分が持っている技術全て使って釣れない時、ボウズ逃れでセコ釣りするのは良いと思いますよ!