洗浄が終わると、いよいよ船底塗料を塗りはじめます。
この船底塗料には普通のペンキと違って、貝などを着きにくくする成分も入っています。
また、馴染みの機械屋さんによって、調整され磨かれたスクリューの交換、その周りの亜鉛板の交換がされます。
ペンキ塗りたて。前回の写真と比較してみるとものすごく綺麗になりました。
梶板の根本や梶板脇に見える銀色の部品、見えませんがスクリュー部の根本にもつけた銀色の部品が亜鉛板です。
船のことをご存じの方ならわかると思いますが、亜鉛は周りの金属より優先的に腐食していくので、スクリューが腐食しないように、水面下で地味に体を張ってくれています。
ペンキを塗ってしまうと効果がないので、亜鉛板には絶対にペンキを塗ってはいけません。
その他、普段川面に浮いている時には手を出せない船体のクリーム色のペンキや「つり清」の船名の黒ペンキなど、できる限りをこの作業で行います。
この作業を3つの船すべてに施します。
これから1年、船たちにはまたがんばってもらいます