屋形船、空を飛ぶ。3 | 東京で一番美しくスカイツリーが見える寿司屋・屋形船『駒形』ブログ

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寿司・屋形船の駒形が厩橋より、屋形船のあれこれや建設中の東京スカイツリーについて発信していきます。

洗浄が終わると、いよいよ船底塗料を塗りはじめます。


この船底塗料には普通のペンキと違って、貝などを着きにくくする成分も入っています。




また、馴染みの機械屋さんによって、調整され磨かれたスクリューの交換、その周りの亜鉛板の交換がされます。


江戸と隅田川と屋形船-hnag5
ペンキ塗りたて。前回の写真と比較してみるとものすごく綺麗になりました。



梶板の根本や梶板脇に見える銀色の部品、見えませんがスクリュー部の根本にもつけた銀色の部品が亜鉛板です。


船のことをご存じの方ならわかると思いますが、亜鉛は周りの金属より優先的に腐食していくので、スクリューが腐食しないように、水面下で地味に体を張ってくれています。


ペンキを塗ってしまうと効果がないので、亜鉛板には絶対にペンキを塗ってはいけません。




その他、普段川面に浮いている時には手を出せない船体のクリーム色のペンキや「つり清」の船名の黒ペンキなど、できる限りをこの作業で行います。




江戸と隅田川と屋形船-hnag6
こうして綺麗になった船。



この作業を3つの船すべてに施します。


これから1年、船たちにはまたがんばってもらいますメラメラ