えぇ。はい。
初めてのチャンスを
セーフティーを外し忘れる。という
凡ミスにより台無しにしてしまったわけなんですけども。

いやぁ、ホント、
キツかったーーー!!

このタイミングのために今まで射撃場で練習し。
このタイミングに出会う為に山に入っていた。

いやぁ、
キツかったーーー!!

帰りたかったですよねぇ。マジで。

とは言え、
今日は午後から親方のところで巻狩。

テンション最下点で小屋に到着するも、
小屋には誰もいない。
誰の車もない。

無線で到着を連絡するも、ザザッ。しか応答がなかった。
まぁ、僕が着いた事が分かったのならいいや。と
だだっ広い駐車場で1人お湯を沸かしていると。。。


先輩達のぞろぞろと車が来た。
最後尾の軽トラの荷台には、

鹿、鹿、鹿。

鹿!みっつです!!

『オマエが山歩いてる間、林道流してきた。』

とのこと。

いつも思うが、
巻狩より流しの方が獲れてるような。。。


これも時代なんだそう。

昔はここまで鹿なんていなかった。
鹿が獲れたら、喜んだ。
捨てるところ無く食べた。
初めて鹿を獲った日のことはまだ覚えてる。

と、いう話はよく聞いていた。

歩いて獲れる。
流しで獲れる。

今の状況の方が、
親方達からすれば不自然なのだとか。


巻狩に出るまでの間、
色々皆さんと話をした。

セーフティーの話もした。
イジられ、慰められた。

こういうのも楽しいな。
と、思った。

聞きたくないような話も聞いた。
あ、ヤベぇな。と、思った。

いやぁ、ホント。
ねぇ。

もぉ。ね。ホントに。

この話しだすと僕が病みそうなので端折ります。


いよいよ、巻狩スタート。

今回は囲む山が大きいため、
他の猟隊の方々と合流し、犬4銃12の体制。

僕は『入り口付近で待ちぼうけは嫌だ!』と
駄々をこねくり倒しましたので、
1番奥側の尾根付近へ。


待つこと3時間。


終了。


猟果はゼロ。
誰も獲物を見ることはなかったそうです。

みなさん、
『まぁ、こんな日もあるよねー。』みたいな感じでしたが、
僕は心の中で叫びました。


いつもだよ!!


ね。
ホント。



愚痴りたい けど我慢する ぼく病みそう。

狩猟初心者ココロの俳句。


下山後、皆さんは犬の回収へ。
僕は
暗くなる前に。と鹿を解体。

3つとも解体するつもりでしたが、
2つ目の解体中に、先輩が戻ってきまして。

『まだやってんのか!遅いのぅ!』と。

そして、
『こうやってやるんや!』と教えてもらいました。


教えてもらったのは、
鹿をうつ伏せにして、背中から皮を剥ぐ方法。
脚を落とさず、モモ肉だけを部位ごとに切り取る方法。

こうすると、
背ロースと骨から外した状態でモモ肉がとれる。
ということでした。

確かに早かった。

しかし、
解体された後の鹿を見て、
なんだか心苦しいというか何というか、
よくわからない感情が僕の腹から頭の先まで埋め尽くしていた。

その鹿は、
ネックショットのキレイな個体だった。


『肉、持って帰れよ!』と、言われていたので、
欲しいと言っていた人と3人で分けた。

僕が切り取ったモモ4本。背ロース4本。ウデ2本。
僕以外の2人に持って帰ってもらった。
キレイに解体出来てるね。と褒めても貰った。

僕は、【よくわからない感情肉】を貰って帰った。

その時は暗がりでよく見えていなかったが、
家に帰り、袋から出すと、
毛だらけで美味そうな肉とは程遠いものだった。




なんか、泣きそうになった。






ヤキニクニシテタベタ。オイシカッタ。




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