いや、ホント、
毎週日曜が待ち遠しいと思うようになりましたね。
まぁ、本当は平日に会社が休みなのが一番いいんですけども。

サラリーマンなので仕方なし!

さて、
今週も行ってまいりました。

しかし、前日、親方から連絡があり、
『明日、昼前からこっち来いや。』
との事でした。
なんでも、予定している山を囲むには、人数が足りない。とかなんとか。
まぁ、いろいろ事情を知ってるので、
参加する事に。

なので、今回の単独忍び猟は短時間。

12月15日 曇り 最低気温1℃ 最高気温10℃


さて、今回もいつもの山ですが、
時間が無いため、歩くルートを絞ってみる事にしました。
狙いは、
朝イチ、水を飲みに来てる奴!

そうです。いくら山の中に潜んでいたとしても、
水分は必要です。
必ず沢に水を求めてやってくる!

それを狙い撃ちしてやろう。という作戦。

沢沿いに斜面を歩いていく事になるため、
なかなか大変です。
そして、沢の付近はもちろん、岩が多い。
ガレ場とまでは言わないものの、
苔むした石や岩に枯葉が積まれている感じ。

そこで、ニューアイテム!


登山靴!

えぇ。
ついこないだ長靴最高!と言っていたんですが、
舌の根も乾かぬうちに
登山靴を履いて山を歩く。という。

まぁ、これには理由がありましてね。

やっぱ、どうしてもスパイク長靴の
ギャリッ!ガリッ!という音が気になってしまってまして、
ちょっと、登山靴試したいなー。なんて思ってたんです。
でも、ゴアテックスにビブラムソール装備の登山靴って、
安くても2万円以上しますし、
長靴で満足してる分、そこまでお金かけたく無いなぁ。と思ってたんです。

まぁ、でも、物は試し。
という事で、メルカリ先生で検索したところ、
2万円超えの登山靴が5800円!
ソールは少し減り気味ですが、外観は綺麗にされている。

ポチ。


えぇ。もはや勢い。
いや、もぉ、ホント。

かんたん決済って怖い!!




さて、そんなこんなで
沢沿いをゆっくり歩いきます。
谷間の両サイドは傾斜がキツイところが多く、
鹿が、出入りしているであろう場所は限られている。

片道90分そこら、沢を登りきったら、
尾根道を降りてくるルート。
前半は歩きやすいが、
後半はただのロッククライミングなので、撃てる場所も少ないため、勝負も早い。


おぉ。獣のいる感じがいい。

沢の音が反響して、うるさいくらい。
きっと、鹿の足音なんかかき消されるだろう。
しかし、僕が沢をザクザク登ると、鹿にすぐ気取られる。

なんとも言えぬアウェー感。


足元を確認しつつ、ゆっくり歩く。

沢のカーブに合わせて、少し視界が広がる。
沢沿いに少しフラットスペースがあり、
ここによく鹿のフンが落ちている。

正直、ここが僕の大本命。

足音に細心の注意をはらい、体は極力死角に入るようにした。
ゆっくりと覗き込む。

お!鹿らしき・・・倒木。
残念ながらいない。

こればっかりは仕方ない。
居るも居ないも鹿の都合だ。

そして、
苔むした石を踏みつけ、
木々が視野を狭める源流をまだまだ登る。

もう少しでロッククライミングが始まる。
嫌だなー。なんて思いながら、まだまだゆっくり歩みを進める。

沢の水も勢いをなくし、
チョロチョロと意気消沈気味。

少し、傾斜はフラット気味になり、歩きやすい。
ここの行き止まりがロッククライミングの始まりを意味するわけで。。。

すると、
遠くで何か動いた気がした。

音がしたわけでも無い。
確信は、、、無かった。
ロッククライミングの邪魔になるかもしない。
という考えから、双眼鏡は車の中に置いてきた。

漢は黙って、肉眼!

視力0.9という微妙な眼を細め、その何かを探す。

鹿!!
鹿が見えた!!
よし!こっちには気づいていない。
ゆーっくり歩みを進め、木の裏に隠れた。

座射の姿勢をとろうと思ったが
傾斜は少し登っているため、鹿が見えない。

諦めて、また立ち上がる。
そして、弾倉に2発。静かに入れた。

薬室にレッドバード先輩を押し込み、ボルトレバーに手をかけ、ボルトリリースボタンを押す。
ゆっくり静かに、ボルトを締める。

家でめっちゃ練習した。

『カ・・・チ・・カ・・ガチャン!』

めっちゃうるさかった!!

おかげさまで、鹿と目が合う。
しかし、
どうも僕がどこにいるかは分かっていないようだ。

これはチャンス!

スコープの中に鹿が収ま・・ら無かった。
ナニかに気づいた鹿は、そそくさと向かって右側の木々の中へ消えていった。
うーん、残念。
と思ったら、アレ?なんか白いのがある。
アレ?
アレ、ケツじゃね?
と、思っていたら、クルッと90度回転し、先ほどの鹿の後を追っていった。

うおー!やっちまったー!!
と、思っていたら、
向かって右から鹿が小走りで出てきた。

うおー!絶好!
絶好ーー!!!

すぐさま銃を構えた。

初めてスコープの中に鹿が収まった。
レチクルはバイタルゾーンに合っている。

動く鹿に合わせ正面から左へ銃口で追う。
重心と軸はブレないよう意識した。

家での練習の成果だ。なんて思った。
そして、ガク引きしないよう
ゆっくり引き金を引いた。

『カッ。』



セーフティー!!






そしてスコープの中は、杉林になった。。。


セーフティー。
おぉ。セーフティー。。。


テンション最下点のなか、
ロッククライミングはなかなかキツイ。

あわよくば。と思っていた
尾根の三叉路付近でも出会いなく。

帰りの尾根道は、
バックストップも無く、出あえても撃てない状況。

ただ降りるのみ。。。

車に着いた頃には、
汗か涙か。汁まみれになっていたとかいないとか。


いやぁ、セーフティー。
ねぇ。もぉ。ホント。


セーフティー。。。

オォ、セーフティー。






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