待ちに待った週末。
土曜日はうずうずして仕方なかったわけなんですが、
今週も行ってきました!

12月8日 雨  最低気温1℃ 最高気温8℃

前日までの天気予報では、晴れの予報だったのに、
当日はまさかの雨。
しかも、そこそこ降っています。

しかし!
そんな事で諦めません!

なんなら、
雨音で僕の足音や匂いを消してくれる分、
少し有利なんではないかと。

まだ暗い内から家を出て
入山ポイントまでの道中、雨が少し霙がかった。

これは、山は雪降ってるかも。


残念ながら降っていませんでした。

雪にならない程度の冷たい雨が山肌をビチャビチャに。。。

しかし、前日の冷え込み時に雪は降っていたようなので、
少し残っています。

今回は、前回と同じ山ですが、
雪が多く残っていそうなルートをチョイス。

もはや倒木だらけで山道と呼べるような道ではないものの、
沢に沿って谷間を進む旧山道のようなとこ。
ここは非常に見晴らしがいい。

まぁ、見晴らしがいい。
という事は、鹿からも僕が丸見えなので、
なんとも。。。

でも、このルートは、朝日が差し込む側なので、
朝日を浴びに来てるかも。という事で。





早速足跡。

よく見ると、同じ道を同じように戻ってる。
出る方の足跡の雪は雨に溶けて、なのか
角が丸くなり、奥に向かう足跡はまだ角がある。

2頭、いや3頭か。

まだ朝も早い。
ここは慎重にいきたい。

しかし、まぁ、雪が雨でシャリシャリなので
いくらゆっくり足を進めてもザクザク。
じゃがりこでも足の裏に仕込んでんのか!と言いたくなるほどにザクザク。

それでも足跡の後ろにゆっくり足を進める。


わかりにくいかもしれませんが、
これ、雪の上に鹿のフン。
ギリギリ一粒乗ってるので、いつのものかはわからないけど・・
フンは体温で暖かいはず。
まだ半氷状態の雪も溶けていない。と、
期待も込めて、少し前にしたものと断定。

しかし、まだまだ続く足跡。
意外と遠いのかもしれない。

そんな事が頭をよぎり始めた時、
一本の倒木を境に、足跡が切れた。

正直、おぅ!消えた!!と思いましたが、
もちろん、鹿は飛んでいかないので足跡はどこか続いてるはず。

すぐに見つけられましたが、
この倒木を境に、山の中へ登っている。

斜面には、雪は残っていない。
少し登ってみようと思ったものの、
滑り台よりキツイ角度の傾斜。

気合いで行こう!

少し登ったところでズルズル滑る。
スパイク長靴のスパイク部分に粘土のような土がへばりつき、全然グリップしない。

1時間ほど、

うぉ!やべ!
うぉぉ!!やべぇー!

なんて心の中で叫びながらクライミングのような事を楽しんでいたら、
『ピー!』
あ!警戒鳴き!!
どこだ!と声の主を探すと、

1頭の鹿がひょっこり。
50mほど先からこっち見てる。

逃げようと思えばいつでも逃げられるんだぜ!と言わんばかりに
めっちゃ見てる。
いや、ずっと見てる。

そして、僕は思った。


撃てないっ!


左足は小指側の側面のグリップのみ、右足は親指側のグリップのみ、
左足の腰は山肌にくっついていて
左手で山肌からニョキっと生えた岩を掴んでいる。

撃てるかぁぁぁ!!
今撃ったら滑落するわ!!

レッドバード先輩の肩パンの威力で
うしろにすっ転ぶタイプの滑落するわぁぁ!!

え?いや。うん。

鹿、ずっと見てる。

多分、時間としては10秒にも満たないのかもしれないけど、
感覚では数分間は見つめ合ってた気がした。

そして、
斜面で足をプルプルさせながらモゴモゴ何か言ってる滑稽なオッさんを見飽きたのか、
かわいいメス鹿は、
急ぐことなく山の中へ消えていった。



気がつけば結構登ってた。


それにしても、この山は
歩きやすい場所が無いな!!

ずっと急斜面やがな!
もはや山肌が岩なら崖やがな!!

そんなこんなで、
汗と雨でビチョビチョになったオッさん。

読んで字のごとく、
落ちるように下山。

下山後、
汗と雨と土でグチョグチョになったオッさん。



ウリカさんもしっかり濡れてしまった。

忍び猟やってる皆さんは、
いったいどんな山を歩いてらっしゃるんでしょ。

見つけても撃てないのは不完全燃焼感が。。。

撃てるシュチュエーションで見つける。
これが大事なんですねぇ。

いやはや難しい。

でも、楽しかったー!!


いやぁ、それにしても、


モウスグユキガツモルコロダ。




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