さて、先週の巻狩はあまりにもあまりにも。。。

どぉも、まだ巻狩の深みに足を踏み入れることすらできていないようで
楽しかった思い出。とはなりませんでした。

しかし!今週は違う!

今回は、猟友会のアレコレから離れ、
親方の猟隊のもとへ!

皆さん知ってる顔ばかりですし、
遠慮なく、少し煩いくらいに僕にダメ出ししてくださるので、
僕も遠慮なく接してられるぶん、
猟をする前から楽しく過ごさせてもらいました。

日の出タイムは、皆さん二人一組で流しの旅へ。
僕はまだ流しには興味が薄いため、1人で今日囲む山をお散歩。
一応、鉄砲は持ち歩きますが、ガンケースに入れたまま。もちろん実包も入れずに。
その名の通りお散歩してきました。

いやぁ、朝の山は清々しいですな!!



すると、シカ転がしたぞー!と連絡が。

先輩が、流しで仕留めたシカを解体し、
いよいよ巻狩へ!

午前の部スタート!

ホントは、勢子について回りたかったのですが、
人数が少ないため、結局、マチへ。

待つ。

えぇ。僕、今日も待つ。

しかし、どうも犬の様子が変だ。と。
気分が乗らないのか、獲物がいないのか。
全然反応しない、シンちゃん&ナナちゃん。

あっちウロウロ。こっちウロウロ。
最終的にはぐるっと山を回って尾根に登り、そのまま下山。
どうもカラ山か?という事で、

巻狩終了。

皆さん、帰宅するために着替え始める。

いやいや!!まだお昼!!
僕は物足りない!物足りないぞぅ!!

と、言う事で、
『林道入って山登って来ます!』と皆さんに了承を得たので、
単独忍び猟スタート!!

林道をいそいそと歩き、
車も通れない道に差し掛かったところで、
ガンケースからウリカさん登場!!

さぁ!いよいよ単独忍び猟です。
正直、巻狩よりテンション上がります。

静かな山に小川のせせらぎがうるさい程に響く谷間をゆっくり、慎重に歩きます。

見に入る大自然の中に浮かぶであろう違和感を
逃す事ないように。
倒木を跨ぎ。あるいは潜り。深く山の中に入って行く道中は、
まさに、自分こそが不自然の塊であるにもかかわらず
調和しようとする違和感と、すでに溶け込み始めているような、落ち着きと。ふつふつと湧き上がる昂揚感。

静かに一歩一歩踏み出しては止まり。
顔を動かさず目線だけを動かし。
顔を動かす時は、ゆっくりと視線を先行させる。

時間は不思議と気にならない。
はっきり言って、全然進んでない。
しかし、すぐそこに獲物がいるのでは?と仮定しながら踏み出す一歩は、
緊張と期待に満たされている。


まだ暖かい鹿のフン。

獲物が近くにいると確信する。
先程よりも遥かに自分が興奮している事を自覚しつつ。
また一歩、満たされた気持ちと共に踏み進める。

視線は前。少しカーブした獣道。
視界から消える方向へ、何か動いた気がした。

何かはわからない。
しかし、『何か』は確信に変わる。

真新しい足跡。湿った足跡の上には枯葉どころか水も滲み出ていない。

いる。
この先に鹿がいる。

その時。

『ピー!』

鹿の警戒鳴き!!

しかし動きはない!

近い!!
こんなに大きな声で鳴くのか。と思った。

自分の鼓動が早くなるのがわかる。

そして、
少し進み、覗きこむようにゆっくりカーブの奥へ目をやると、

鹿!!2頭の鹿!!


と、目があってしまった!!!


すぐさま銃を構えるも、
ガサガサっ!『ピー!』と
遠く消えていった白い2つのお尻。


日没も近づき、タイムアップ。

帰り道、こんな事を思った。



鹿。可愛いな。




マタチャレンジシヨ。






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