狩猟をするにせよしないにせよ。
まずは知識がなければ話にならない。
意気込みだけで出来るはずもない。
なにせ、命を頂くのだから。

狩猟というものを、ネットやyoutubeで見ることが簡単にできてしまうわけで。

僕の中で、
大きな大きな第1関門と思っていた、
『止める』という行為。(作業と言うには余りにも、経験した事もない僕にはとてもとても。)
漫画でも静止画でも無く、
動画で見てみました。

なんとも。
なんとも言えない。

実際、静止画では、止め刺しや解体の工程も目にしてきましたが、
動画の生々しさたるや、なんとも言えない。

とは言え、なんとかしっかりと止め方、刺し位置、切るポイント等、見ることができました。
最終的には、美味しそうだと感じるタイミングもありました。

はっきり言える事は、僕には、
決して趣味や楽しみの部類には入らない。
という事。

実際に、
猟師達の張り詰めた空気。動物の息遣い。
止められた動物の目。なくなる呼吸。
解体中の体温。

実際に感じないとはっきりとわからない事が多いと感じました。
今、小さな画面で眺めていて平気であっても、
自分の目で。肌で感じた時。
僕はどう感じどう思うのか。正直わかりません。

しかし、いかんせん興味を持ってしまったもんですから。

僕、魚なら、
脳〆も神経抜きも出来るんです。

脳〆して、魚の口がパカーッ。とか。
神経抜きで、死んだはずの魚がブルブルピチピチ。とか。
正直、まだ慣れないですが、美味しく頂く工程として。
命を頂く上での最低限のマナーだと思ってやっています。

一口食べて、
くさっ!こんなん食えるか!
っと言って、捨ててしまう事ほどの、
『命の冒涜』は無いと思ったり。

魚も鹿も猪も同じ命。

悩んでも仕方ないので、とりあえず。


寿司。握りました。

こないだ熟成しといたアジとチヌ。
美味しく頂きました。