春シーズン突入後から4回目。今回は時折お世話になっている西舞鶴の倉丸さん。

 

 

 信頼のおける船長さんの操船で白石グリを目指した。

 

 現着し、早速、仕掛を投入して状況チェックをすると、前回から打って変わって、激流に近い潮流が南西から差していた。

 

 

●いわゆる1ノット超え●

 

 速潮のため、スタート時はクッション水中等の潮受け系は通さず、B.B.入りサルカン0号のみのセッティングだった。

 とりあえずは通常の攻め=サシエサが盗られるまで「送り出しの量を増やす」「仕掛の回収距離を伸ばす」で対応したが、たまにエサが盗られる程度で、魚の反応は思わしくなかった。

 

 ここで一計を案じることにした。「恐らく、本命魚たちは上潮を嫌っていて、速い潮に流れるマキエサの中心部目掛けて浮上することは無く、底層で、おこぼれを拾っているだろう。」との予測の下、オモリを大胆に打って底層を流すイメージで攻めてゆくことにした。

 まずは3Bのガン玉を打ち、送り出しを40mからスタートしてみるが、反応無し。次いでガン玉を4Bに交換と重くしてみたが、これまた反応無し。次いで…。仕掛はどんどん重くなってガン玉4B+3Bになり、送り出しが50mになっていた。

 船長の瀬肩までの想定距離180mだったので、そこで10mの巻き戻しを行った後、クラッチをオフにした瞬間に「ブーンッ!」とは行かないが「グイグイと力強く引き込む」といった感のアタリを拾うことに成功した。

 

 このアタリ方は経験上、大型ヒラマサに多いと知っているので、気合を入れてのやり取りが始まり、巻き切れに注意して距離を詰めてゆく。それなりに強い引きだが、前回とは違って速潮のため、頭をこっちに向けている限りにおいては相手の体力ロスが大きく、弱りも早いように感じられた。

 

 そして無事にネットイン。今季初のヒラマサは生涯21本目のメーターオーバーだった。

 

●108cm●

 

 「これを契機に連発するか?」との期待も裏腹に、ポツンと75cmほどのマダイが来たのみで現実は甘くなかった。

 

●75cmのマダイ●

 

 白石グリのヒラマサの時合いは実釣開始から1時間ほどと、午後2時~3時頃、そして夕刻と3つの時間帯があるように思うが、その通りの午後3時を前に展開が変わったのだが…。

 

 全く反応がないままに試行錯誤を繰り返し、この時点では4Bが2個、送り出しは60mになっていた。180m出した時点で10mの巻き戻しを行うが反応がなく、次いで210mで2回目の巻き戻しを行い、その後に220mに達した時点で、明確な走りをキャッチした。

 ロッドで受け止めた感触から言えば、1本目よりも大型のヒラマサっぽく、そのつもりでやり取りを開始したのだが、ここで問題が発生した。「バチンッ!」と大音響を伴って、高切れを起こしてしまったのだ。

 「何で?」と一瞬思ったが、実はこの流しの少し前に根掛かりが発生して、それを切るためにドラグをフルロックにして、そのままにしていたのだ。過去にも同じミスを何度かしているだけに懲りない自分を恨むしかなかった。

 

 その後、前回同様に「あわよくば?」のつもりで出していたクエ狙いの仕掛に、大型マダイが食いついて、ビックリさせられる場面もあったが、完全フカセ釣りでは何もないままに夕刻が迫っていた。

 

 

●89cm●

 

 諦めの境地に至りつつも投入を繰り返し、この時点では4B✕3個という、ヘビーなセッティングになり、送り出しが50mになっていた。そして、180mと210mの2回の巻き戻しの後の216mでラインが走って良型のメダイをゲットした。

 

●85cmのメダイ●

 

 だが、拾い釣りもこれが限界で、最終の流しで仲間が90cm級のメダイをゲットしてこの日の釣りが終わった。

 

 

●108~75cmの魚たち●

 
 当日のような「急潮&低活性」という状況下では、どこかで誰かが解説していた、「船上から見える範囲でマキエサとサシエサ(もしくは発泡ウキ)の沈み具合が一致すると同調して流れる…。」という考えでは全く太刀打ちできない。

 潮流の中で、何も付いていないマキエサと、ハリやハリス、そしてラインを引きずるサシエサの位置が一致し続けることはないからだ。

 で、あるから「複雑な要素が絡み合う中で流れるマキエサが流れる筋の、どの位置に仕掛を持っていくか」を考えることが釣果への近道になる。

 そのためには「ヘビーな仕掛を使うことも大いにあるということを頭に入れておくべきだ。」とボクは提唱しておきたい。