青森2日目は、
海が時化で出船しない事になったので、
宿泊してる弘前で、市内観光・・・
と、いうより釣具屋さんに行きました(笑)
RUNKINGさん
入口にはマグロのオブジェ
が飾ってあって、
店内に入ると、トラウト系や、
エギとかインチクとかがたくさん♪
そしてそしてマグロの写真がいっぱい!!
あかりも釣ったらここに写真飾ってくれるかな~??
なんて思っていたら、
あかりの本を置いてくださっていました
ありがとうございます
ひとしきり店長さんとお話した後に、
ちょこっと買い物をして、
この日は次の日に備えて、
早めのビール
を飲んで、ゆっくり寝ました
そしていよいよ青森釣行2日目!!
この日、夜のうちに収まるはずだった風が収まって無く、
ちょっと心配だったんだけど、
空は秋晴れ
この日は前日のうねりが残ってるだろうと予想して、
ゆっくり出港だったから、
港までの道が明るくて、とってもキレイ♪
のどかな農道を通って、
小泊の港まで向かいます
途中にあるりんご畑が青森だな~って感じさせてくれました( ´艸`)
真っ赤なリンゴが枝を曲げちゃうぐらい生ってるの!
成長を助けるために、木の下には反射シートが敷いてありました。
収穫が目前みたい??
途中、ヤギを見たり、
牛をみたりしながら港に到着して、
タックルをちょろっと準備しながら、
ウェアを着ようかな??
脱ごうかな??
なんてポイントの道のりまでゆる~く考えてたら・・・
「あかりちゃん!!
投げて早く!早く!!」
って、えぇ~??
まだ港出てから10分ぐらいしか走ってないのに!?
って、あわててミヨシに走って、
海面がなんだか黒く濁ってる??オカシイところにキャスト!!
1日目に言われた、
ルアーは絶対動かしちゃダメ!!の「ほっとけ釣法」を試してみたら・・・
うっしゃっ!!!!
ヒット~!!!!
糸が張って、竿先が持っていかれる!!
それと同時に手に伝わる強い衝撃!!
アワセを入れるとか、
入れないとかの前に完全に相手に持ってかれちゃって、
相手ペースからのファイトはじまり
両手でしっかりロッドを持って、
魚の走りに耐える!
最初の走りはすごかったけど、
それでも自分に力が余ってる最初の数分はリールが巻けたの。
「2・30キロぐらいかな??大丈夫あかりちゃん揚げられるよ」
って、言ってくれたから、
よし、あの時のサメみたいにやれば大丈夫だ!!
って、ロッドを引き上げたら、
なんだかさっきよりずっと強い引き!?
ドラグが出て止まらない!?
体重を後ろにかけて耐えるんだけど、
後ろにひっくりかえりながら、
なんとかもちあげようと体重をかける。
そうすると、あっという間に手が痛くなる。
指がしびれてロッドを握ってるのが辛くなってくる。
大丈夫・・・大丈夫・・・あかり、大丈夫だよって自分に言い聞かせる。
絶対にとるんだからね!!!
全身に力を入れて竿を持ち上げる。
それでも、まったく効果がないみたいにドラグを出す相手。。。
ちょっと巻いては、また出され、
ちょっと巻いてはまた出される。
しかも予想出来ないいきなり来た、
ものすごい強い引きに、両足が浮いた!?
すかさずギンバルを掴んでもらって、
海に吹っ飛ばされずに済んだケド、
その後から足に力が入らない。
太ももも膝もがくがくしてくる。
腰が痛い・・・
ギンバルが当たってるところが痛い・・・
全体重をグリップにかけていないと、
体が浮いちゃいそうで、ロッドを支えていられなくって、
耐えてるだけでも痛くて辛い。
肩が抜けそう・・・
掴んでいたいのに、手がロッドを離しそう・・・
船でアシストしてもらいながら、
プレッシャーをかけてもらいながら、
魚がこっちを向いた瞬間にラインを巻けるだけ巻きとる!
でも、また出される・・・
呼吸が乱れて、苦しい。。。
胃が痛くなってきた・・・
水が飲みたい・・・
座りたい・・・
こんなに弱音をはいてる自分が情けない・・・
でも、弱音をはいても魚は休まない。
あかりが休んでる間に、魚も休む。
そしたらまた走られる・・・
竿先を下げたら持っていかれるから、
なんとかロッドを体に引き寄せて、耐える。
60メートルから上がってこない
やっと少し巻けたと思ったら、
またそれ以上に出していく相手。
何回あげてきて、何回出されたんだろう??
これは本当に30キロなの??
もしかしてスレががり??
腕がけいれんしてきそう・・・
踏ん張れない・・・
もう替わってほしい・・・
ロッドを渡してしまいたい・・・
でもね、
船に乗ってるみんなが頑張れって言ってくれてる。
あかり頑張れって言ってくれてる。
絶対ロッドは離さない!
絶対リールは自分で巻く!!
耐えないと・・・巻かないと・・・
でもリールハンドルを握ってる左手がうまく動いてくれない。
あと20メートルのラインカラーが見えても、
また60メートルまでもっていく相手。
一体いつまで続くの??
同じところを何度も出入りしてるラインは、
もう色が変わってきてる・・・
切れないかな??
いつまでもつんだろう・・・
切れたら終わりだ・・・って不安になる。
カラカラの口に水を飲ませてもらって、
船で魚を引き寄せる。
その時、
魚体が水面に浮いた!!
あと少し・・・
あと少しだ・・・!!
魚が船の下をゆっくり回る。
ラインが船下に入る・・・
もしこの張りつめたラインが船べりとかスクリューにちょっとでも触れば一瞬で切れる・・・
もうほとんど無い血の気がさらに引いていくような感覚に襲われながら、
お願い神様・・・
この魚、とらせてください。。。
ここまで見えたんだからもうとらせてください・・・
最後の力を振り絞って、
ロッドを下げて、右に左に移動しながら、
魚が回る方向に合わせてラインを巻きとる。
また糸が出る。
また巻きとる。
もうすぐそこに魚は見えるのに、
水面に魚体が浮いたのに、
まだ上がってこない。
一体どのぐらいの時間がたったんだろう??
何度回ったんだろう??
何度ひやひやしたんだろう??
ラインが切れちゃう・・・
お願い上がってきて・・・!!!
タイミングを見ながら、船に魚を引き寄せるように、
ぐいっとロッドを持ち上げて、
船の横にちょうど横になった魚が近づいた、
その時・・・・!!
モリが魚体に刺さった!!
ギャフが1本!
2本入った・・・!!
そのまま魚を船の後ろにゆっくりゆっくり移動させて、
尾びれにロープがかけられた!!
後はこの魚を船に引き揚げるだけ・・・・!!