大川周明著「米英東亜侵略史」を読み解く

日米開戦の真実 (小学館文庫)/佐藤 優



¥750

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大川周明・・・
「名前は知っているが、いったいどんな人物」って感じの人が圧倒的に多いのでは。

特に、東京裁判の映像を見たことがある方は、裁判中、東条英機の禿頭を後ろからペシペシとたたく姿に強烈な印象を持っているのではないだろうか。

しかし彼は当時超一級の文化人。
日米開戦の直後、「対米英開戦の理由」をNHKラジオで連日講演し、その後刊行されたのが本書の原著である「米英東亜侵略史」である。

一読して分かるのは、大川周明がアメリカの対日政策を極めて客観的・論理的・実証的に分析していることである。

原著は、佐藤氏の解説なしでも充分読みこなせるレベルであるが、同書を現代に甦られせた功績は大きいと思う。

「敵、北より来れば北条、東より来れば東条」

蒙古襲来を撃退したのは北条時宗、日米開戦時の首相が東条英機。
原著にある一文が非常に印象的であった。

お勧めの一冊である。
やっぱりドラッカーか!

究極のドラッカー (角川oneテーマ21)/國貞 克則


¥800

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マネジメントの大家ドラッカー。





以前に少しカジッてみたものの、当時はあまりピンとこなかった(苦笑)
随分と意識が低かったものである・・・

遅まきながらもう一度ドラッカーを!と意気込んでみたものの、「さてどれから手をつけるか」と・・・

何しろ膨大なドラッカー著作群である。体系的に理解するには一定の時間と労力を要するのは覚悟しているが、それでもやはり効果的かつ効率的に読んでいきたい。

そこで本書。
まさにドラッカーの入門書といっていいだろう。内容も非常に分りやすく、著者のドラッカーに対する真摯な姿勢も伝わってくる。

「これからドラッカーを」という方は、まずは本書で大枠をつかんでみるといいかも。

巻末にドラッカー書籍の読み方なるガイドもあり、非常に参考になる。

一種の航海図か。
ここから、自身の興味や置かれている立場などを考慮して、ドラッカー著作を読み進めていけばいいだろう。

ちなみに本書の内容自体でもマーケティング、マネジメントの役に立つと感じた。

非常に良書である!

知の怪物(?)佐藤優氏のデビュー作

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)/佐藤 優


¥740

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「功利主義者の読書術」に触発されて、今さらながら著者のデビュー作を読んでみた。

Amazonレビューでも絶賛されていたが、期待を裏切らない内容に満足!

著者はロシア外交及びインテリジェンス(情報)の元外交官。

2002年の所謂「鈴木宗男事件」で背任と偽計業務妨害の罪で逮捕され、512日間に及ぶ独房拘留生活をおくる。

一読して感じるのは、著者の外交官としての国益に対する真摯な考えだ。

まさしく全身全霊で対ロシア外交い取り組んできたにもかかわらず、結果として国家にあらゆるものを奪われた著者の冷静にして明晰な分析が心に響く。

「国策捜査」という言葉を初めて知ったが、取り調べ時の担当検事とのやりとりは本書の白眉をなす。

「鈴木宗男事件」の真相と「国策捜査」の実態を明かした名作、非常にお勧めである。