昔のネコでき金相場(1) | 色々

昔のネコでき金相場(1)

プラチナが前日に書いたような動きをしていた頃は、プラチナに連れ高する感じでゴールドも似たような動きをしていることは確かにありました。つまり2月の安い時に仕込んで7、8月の高い時に売るというネコでもできる戦術も使えた時期がありました。ただし値動きはプラチナに比べて若干抑えられていました。プラチナのように1000円の値幅を取るのではなく、概ね400円くらいの高低での値幅ではありました。 つまりピン(1枚)で上げ相場に限っても40万円くらいは儲けられました。 但しプラチナのピン(1枚)が500gであるのに対してゴールドのピンは1kgです。ですから同じピンの場合にはプラチナもゴールドもあまり変わらない儲けができた訳です。東京工業品取引所でゴールドやプラチナが上場された頃には、廉価なストラドル取引も存在していました。例えばゴールド1枚とプラチナ2枚のセットメニューで、ゴールドをショート、プラチナをロングにすれば、両者の価格差が拡大すれば通常は儲かった(僅かな例外もありますが)訳です。逆にプラチナが割高と考えれば、ゴールドロング、プラチナショートを仕掛けられました。しかしこのストラドル取引は比較的安全でしたが(リターンもそこそこでしたが)、東京工業品取引所からは短命のうちに消えてしまいました。ですからそれ以降は、ストラドルをしたい場合には、1セットであったものが、合計3枚建玉しなくてはならなくなって、委託証拠金もその分積み増しになった次第です。この記事は過去の相場と市場を述べたものであって、勧誘目的ではありません (編集後記)温故知新で昔の相場を考察することも今後の相場のゆくえを知るのに肝要だと思い、ネコできシリーズに少しお付き合い下さいね。