今日はブログの内容と関係がないのですが、「急性低音障害型感音難聴」という病気について書きます。
実は私は「急性低音障害型感音難聴」という耳の病気になってしまいました。
初めてこの病気になり、案外この病気になる方が少なくないと知ったので、皆さんにも知っていただければと思い書くことにしました。
まずこの病気が発症してからのことを時系列で書いていきます。
①耳の違和感の気づき(1日目)
【聞こえにくさと耳鳴り】
朝起きると片耳が聞こえづらく、耳に異物が入っているかのような閉塞感を感じました。さらに、右耳から「ボーーー」という低くて、くぐもったような耳鳴りがありました。通常耳鳴りは高い「きーーーん」とした音を思い浮かべると思いますが、低い耳鳴りがあるのがこの病気の特徴のようです。例えて言えば、新幹線に乗っていてトンネルの中に入った時に聞こえる音のような感じでした。
この時、耳鳴りがする方の耳は右耳だとわかったのですが、聞こえにくい方の耳がどちらなのかこの時点ではわからず、自分でも戸惑ったのを覚えています。
【音の響きと低音の聞こえにくさ】
この日は耳に異常を感じながらも特に緊急事態だとは思わなかったため、仕事に行ったのですが、家にいるより職場にいるほうが耳の不快感が増したように感じました。
まず、同僚の話す声が脳に響いて不快な感じがあり、耳栓をしておきたいと思うほどでした。続いて、男性の同僚の声に聞き取れない部分があり、この時、低めで小さい音が聞こえないのではないかと気づきました。
また、この時点でやっと聞こえにくい方の耳が右耳だと気づいたのですが、耳鳴りや立ちくらみがしたりする関係で、どちらが症状の出ている耳なのかわからなくなる方も多いと、後にインターネットで調べてから知りました。
②受診と検査(2日目)
耳鼻科で受診し、①の症状を全て伝え、めまいの検査と聴力検査をしました。
めまいの検査は初めてしたのですが、体重計のような大きさの台に立ち、1分間体のゆれを計測するというものでした。目を開けた状態と閉じた状態の2回分の計測をしました。
聴力検査は皆さんもよくご存知なのではないでしょうか?(私は幼い頃に中耳炎にかかっていたため、よく聴力検査をしていました。)
小さな個室に入り、ヘッドフォンをつけて音が聞こえたら持たされているボタンを押す、というものです。
検査結果は右耳の低音の聴力が左耳より低下していて、高音に関しては両耳ともに聞こえ方に差がないということで、「急性低音障害型感音難聴」だと診断されました。
私の場合は生活に支障をきたすほど聴力が低下しているわけではないとのことで、とりあえずは一週間服薬して様子を見てみる、おそらくはそれで治るでしょうと説明されました。
先生に原因を聞いてみたのですが、明確な原因は判明していないけれど、20-40代の女性に多い病気であることから、ストレスや疲れと関係があるのではないかと言われているそうです。
実は私もそれを聞いて身に覚えがあったため、病気になってしまいショックだなと思った反面、これをきっかけに自分の生活を見直してもう少し休息をとらないといけないなと思ういい機会になりました。
③服薬開始(2日目)
病院から帰って軽い昼食をとったところで、服薬を開始しました。
今回はこのような4つの薬を処方されました。
▶︎イソソルビド内用液70%
▶︎アデホスコーワ顆粒10%
▶︎カリジノゲナーゼ錠
▶︎メコバラミン錠

「イソソルビド内用液70%」が液体の薬で特に飲みにくく、苦戦しています。これを1日3回一週間分飲まなければならないと思うと、それこそストレスに感じそうですが、、、
ただ、液体の薬が出されると知った時に先生や受付の方に、どうしても苦手だから錠剤にしてもらえないかと聞いてみたところ、この薬が一番よく効くそうで、飲みにくいのさえ我慢すれば2,3日で症状が楽になるとアドバイスがあり、それを信じて心を無にして飲んでいるところです。
④服薬中(3日目)
朝起きてみると、右耳の聞こえにくさはまだあるものの、前日まであった低い耳鳴りがほとんど聞こえなくなっていました。
頑張って飲み始めた薬が効いているようで、ちょっとだけ安心しました。
とはいっても、まだまだ様子観察は必要で、ストレス性や心因性の病気であることには変わりがありません。ストレスを溜めすぎないように、そして小さいことを考えすぎないように。この病気のことも「ゆっくり休んで薬をしっかり飲めば治るかな」と前向きに考えればいいと思います。
再発の可能性も高いようで、場合によってはメニエール病になることもあるようですが、起こるかわからない不確かな未来を気にするより、目の前のことを頑張りながら気楽な気持ちで生きていく方が人生得しているのではないかな、とそんなことを考えました。
<まとめ>
・急性低音障害型感音難聴はストレス性の病気
・主な症状:聴力の低下、耳鳴り
・薬を飲んで休めばすぐに治る
・20-40代女性に多いが、ストレスを抱える人なら誰でもなりうる
・なるべく早期発見!遅れると後遺症が残ることもあるそう
誰でもなりうる病気ですし、必ず治ります。大切なのは早期発見です。
このブログを読んでくださった方のお役に少しでも立てますように
では、またその後の様子を書きますね。