前回の続き。

 

実際にフェスを回る計画の話。

今回発表されたタイムテーブルから、見る順路としてはこんな感じかな~と企てていました。

 

 

 

 

ユニゾン(SKY)BEYOOOOONDS(BUZZ)結束バンド(SUNSET)すりぃ(WING)アジカン(SUNSET)

 

ホルモンとキタニタツヤは泣く泣く切りました。

全部見てると体力が尽き、本当に見たいところを見逃してしまうのは本末転倒。

それがフェスの一番難しく辛いところなので、そこを自分に言い聞かせながらスケジュールを組みました。

スタンスは「主戦場:SUNSETSTAGE、他の会場の様子は気になるアーティストついでに覗いてみて堪能する」という感じ。

 

この日のタイムスケジュールが

「WANIMA軸(テンフィ、ホルモン、ヘイスミ等のロックフェスファン御用達ルート)→SKY STAGE中心」と

「ユニゾン軸(アジカン、DISH//等のロックフェス初心者でも優しいルート)→SUNSET STAGE中心」というふうに、

客層が分かれるような感じで出来ていたことも幸いしました。

実際、会場入っても「この人は結束バンドなんて知らないよな・・・」みたいな人と

「この人は絶対そう。むしろ結束バンドだけ見に来てるまである」みたいな人が分かれてたのも面白かったです。

ロックフェスは自己表現の場だから全然いいんだけど。

ハロウィンなんかで仮装したり野次馬になったりしない分、こういうのは結構見てて楽しい。

 

あとSUNSET側はファン層が明確に違うから、

演者ごとに結構ファンの循環があるかな~みたいなのも期待してました。

 

で始まってみて。

ユニゾンは3曲目で一番聞きたかった「オリオンをなぞる」を演ってくれたので、

早々に輪から離脱。まずは腹ごしらえ(既に11時半過ぎ)ということでフードトラックで食料を買い込み

アリーナで食事を摂りましたが、これが結構快適で。

席が大量にある&屋外で匂いも気にならない&日陰も十分確保できる&音もしっかり聞こえる!

と良い事尽くしの環境。しかも飯は豊富で美味しいときた。

「これは控えめに行って過去一番では・・・?(自身の胃腸の調子が良ければ)」

麺しかろくに食べれない自分を横目に、スタミナ満点のカレーを食らう友人と共に食事を済ませ、

いざビヨーンズの元へ!!!!

 

入り口近くのBUZZステージまで戻ってみると、冗談抜きのすし詰め状態で

お客さんは外まで膨らみ登場を待っていました。

自分たちも一応動けるように外の見えるポジションを探しながらうろうろ。

なぜか待機BGMにはマツケンサンバとももクロのマッシュアップ曲。

(あとあと考えてみるとこの曲たちはJAPANJAM出演者のを使ってるって分かった。ってことは別の日に今日のアーティストの曲が流れてたりするのか・・・と思うと大変激熱。)

 

ビヨーンズを生で見るのはこれで2度目でしたが、

いや~全員すっかり成長しちゃって・・・と感激してしまいました。

一曲目に演った「灰 to ダイヤモンド」、これで一気に雰囲気作ったのさすがでしたね。

キャッチーな振り付けで掴み、ハモリ、ラップパート、フォーメーションダンス、ピアノ、

シャウトや被せなんかの個性の武器を存分に発揮しながら、各自が存在感を出すの素晴らしすぎる。

古き良きハロプロ楽曲の良さを取り入れつつ、今風のアレンジで音楽好きにも刺さる楽曲になってて、

初見のフェス参加者を巻き込んで盛り上がる姿に胸が熱くなりました。。。

ハロプロの現場で見るハロプロと、そうじゃない環境で見るハロプロの思い入れってこんなにも違うんだ!と

少し親の気持ちが分かった気もします。

怒涛のメドレーラッシュとかはアイドルのお家芸だし、そこで曲を色々知ってもらえるの強みだよなぁ。

あと、卒業を控えた山崎夢羽をもう一度生で見られてよかった。

ソロになっても頑張れ、ゆはえもん。

 

昼の時間帯を迎えてヘイスミやPeople1のステージと、

その音楽を全身で楽しむファンをぼんやりと眺めながら待機。

そして、入れ替わりのタイミングで前方移動。

 

・・・存外前の方まで行けました!

ただここから50分くらい待ちなので、結構周りの人たちも座り込む感じで待機。

リハを待ちます。

待機中、どんな曲を演奏するかという話をしながら待っていると

結束バンドの音楽を支えるメンバーの方たちが登場。

弾き始めた曲が・・・「カラカラ」・・・!!!

 

よりによって一番好きな曲をここで聴けるとは!と感動。

ただ、「リハで演奏する」ってことは「本番は演らないよ」ってことと同義なので、

ん~でもワンフレーズだけでも聴けてラッキーと思っておこう!と思っていると

作中でのボーカル担当、長谷川さんが登場。

で、リハで歌い始めた曲が・・・「カラカラ」・・・!?!?!?

嘘だろ・・・?

こんなフェスの場で別ボーカルver.のカラカラ?

(オリジナルver.は別の声優さんがボーカルを担当する)

 

これは周りも結構ザワついてました。

予期せぬ形でテンションのボルテージを上げられてしまい、始まる前から盛り上がる自分。

そんなひとり興奮冷めやらぬまま開始時間となり、『「結束バンド」としての初フェス』という

記念すべきステージが始まりました・・・

 

まずは挨拶代わりに「青春コンプレックス」

徐々にギアを入れるようにぶつかり合うセッションを皮切りに、

結束バンドのロゴを背負って出てきた長谷川さんの力強い挨拶と共に始まるイントロ。

印象的なギターのフレーズに始まり、間奏では個々の楽器が存在感を出す

「ザ・ロック」といった感じの王道進行で一気に観客の心を掴みにくる感じが堪りません。

「結束バンド」の生音を聴くのはもちろん初めてでしたが、

屋外でもズシンと響いてくる音圧の凄さに「フェスに来た!」という実感がありました。

 

続けざまに始まる「ギターと孤独と蒼い惑星」で自然と沸き起こるハンドクラップ。

サビで爆発する拳の一体感。

何度でも沸き起こる歓声と熱狂。

自分達も音楽の一部になってるという感覚。

この非日常にハマるとやめられない。

またフェスに来たくなってしまう。

 

畳みかけるようにこれまた骨太のサウンドが売りの「あのバンド」が始まると、

もう観客側もすっかりノリ方を熟知したのか、ロックフェス特有の雰囲気が出来上がっていました。

作中で聴いてる時にはあまり意識しなかったけど、女子高生がこの曲やってるって考えると

結構胸アツだなあと思いながら、目の前で起こっている音と音とのぶつかり合いを見ていました。

そして、とてもこのステージが初とは思えない堂々とした歌いっぷりが素晴らしいな、長谷川さん。

 

アニメの演出なんてこれっぽっちも無くて、作品の音楽を背負って立つ姿のカッコよさったら無い。

普段の主戦場で場慣れはしているのかもしれないけど、今回はいつもと違う覚悟を持って戦ってる、

でもその姿もキラキラと輝いていて良かったです。

 

まだまだ続きます。