1年越しの、開封。
おはこんにちばんは。
本日ご紹介致しますのは、ガシャポン・HGゴジラシリーズ「ゴジラ2017」。
アニメ作品『GODZILLA 怪獣惑星』が公開されたのに合わせて発売されたガシャポンです。
こちらも回すのが面倒コストを抑えるためと称してネットでコンプセットを買っていました。
送料を除いて500円でした(-_-;)…値崩れ恐ろしや。
ちなみに、本来は1回300円。あれれ?おかしいよ??…
レアアソート無のノーマル3種セットですが、レアである「バーニングゴジラ(フル塗装ver)」は1/30という酷いアソートだったのと、別にソフビで持っているから無理して当てなくても、欲しくなればクリア版を又買って塗ればいいという安直な考えで妥協。
その後、クリア版を買い足すことはありませんでした…苦笑
そんなわけで、ノーマル3種をレビューしていきたいと思います。
と言っても、実は昨日までの記事にちらっと登場しているのですが…汗
まずはこの弾メインのアニゴジことゴジラ(2017)。
『GODZILLA:怪獣惑星』に登場したゴジラで、2万年生き続けてきたゴジラ・アースから派生したもう1体のゴジラ。ゴジラ・フィリウスとも呼ばれています。
分解状態。まさかの見切れる尻尾先…。
身長は50m程と歴代ゴジラの中では小さめですが、それでも強力。人類は苦戦の末、ゴジラを体内から爆破することでようやく打倒に成功します。
しかし、直後に……
フィギュア正面。
回さなかった理由は、既に当時モンスターアーツも予約していたのも理由の一つ。物の増え過ぎを抑えるために、出来るだけ被り話にしようと思い、同じキャラクターの玩具は買わないようにしていたのです。
しかし、手持ちのHGゴジラが増えてくると絡めたくなり、欲望がハッピィバァスデェエ!!してしまいました。
フィギュアはHGサイズという小さなものながら、胸筋の盛り上がりとそこに出来るシワ、植物の年輪のような表皮、筋骨隆々の体つきなど、アニゴジの特徴をしっかりと再現しています。
側面。
公開当初は「ギャレゴジに似ている」と言われたアニゴジ。しかし、モデル検討の際には実はゴジラ2000(ミレニアムゴジラ)が使われていたものの、それらとは似て非なる新たなデザインを模索。
「昆布」といじられています背びれも年を経た巨大な蔦植物が絡み合ったかのようなボディ
全てが独特。
全く新しいゴジラが誕生しました。
背びれ。隙間にある微妙な表面の凸凹やそれぞれの尖り具合もミニサイズながらかなり再現されており、アップにも耐えうる見栄え。
いかんせんカメラ性能が悪いので、私の画像がアップに耐えられていませんが。
尻尾の先はモンアツでも綱引きの綱のように絡み合っており、鋭利に尖っていましたが、HGでもそれは再現されています。
裏側から。
尻尾のディティールは先端に行くにつれてやや潰れていき、少し見辛くなってしまっています。また、足裏・尻尾下の大半は接地性を考えてか、平面に。
しかし、それでもそこ以外はアニゴジの表皮の意匠がしっかりと再現されており、原型の質は非常に良好です。
顔のアップ。ドハゴジも小顔でしたが、それはアニゴジも然り。
さすがに小さすぎて、顔の尖り具合は少し抑え目に。メタリックライトブルーで塗られた目の中の黒目も塗装されていません。
尖った口元もあまりそれと目立ちませんが、シルエットはしっかりとゴジラ・フィリウスです。
続いては、この弾でも新規造形で登場、シン・ゴジラことゴジラ(2016)第四形態。
尻尾が長いため、組み立て前の分割状態はパーツが多めに感じます。
正面。やや顎がしゃくれた感じがしますが、プロポーションはより劇中に近づいたように感じられます。
頭はもう少しボコボコしていても良い気もしましたが、このサイズならば致し方なしか。
側面。尻尾は雛型レプリカのように斜め上方向に向かって伸びて言っています。初ゴジを彷彿させる背びれやクリーチャー感溢れる大腿部、骨が露出したような尻尾の上部もしっかりと再現されています。
もう少し口がガバッと開いており、目が白黒でしっかり塗られていれば、かなり劇中に近いのではないでしょうか?
背びれ。
隙間の隙間も細かいモールドが塗装されており、手抜き感を感じないリアルな仕上がりに。
しかし、体内発光を再現した塗装という点ではHGDのシン・ゴジラの方がクオリティーは上でしょうか。
尻尾。
先端の形状はやや省略され気味。というより型が抜けなかったとみるべきでしょうか。
少し潰れてしまっています。
それでもバロック調の塔を彷彿させるグルグルとした渦巻、モールドの入り具合はこのサイズながらしっかりと再現されています。
裏側。
尻尾の節々に分かれたような意匠は初ゴジ譲り。こちらもしっかりと再現されています。シンゴジも足裏と尻尾の設置部分は平面処理。
しかし、尻尾が長いので造形が見られる部分はアニゴジより多めです。
顔のアップ。
口は今までのHGゴジラの中ではかなり大きく開いていますが、シン・ゴジラならばもう少し思い切って開けて欲しかった気も。
目の塗装は2016年版と同じく黄色で、黒目は塗られていません。
一応歯は塗装されていますが、これが中々細かいです。
2016年版、2017年版、そしてHGD。
どの第4形態がお好きですか?
しかし、改めて並べるとHGDのシン・ゴジラは言葉は悪いですが、かなりイカれた見た目をしています。怒りで我を忘れたかのような形相です。
HGシン・ゴジラ大集合。
全形態がラインナップされたゴジラは、初めてではないでしょうか。
リデコや成形違いだけではなくて、3年たってもまだ新規にフィギュアが出るのは凄いですよね…
尚、ベクトルがちょっと違うように感じたので、ちびっとシン・ゴジラ第二形態は除いています。
もっとも、設定上存在する第0形態も!というマニアックな声もあるので、HGシン・ゴジラに終わりはまだ見えないかもしれません。
横に並べるとかなりの距離です。
最後は『ゴジラvsデストロイア』より、バーニングゴジラ。体内の核反応が異常を起こし、今にも各爆発しそうなゴジラです。
かつて愛蔵版なる大型ソフビや、限定ソフビで「メルトダウンゴジラ」なるものが発売されていましたし、食玩でも超ゴジラ、ハイパーゴジラ系のもので出ていた気がします。
一度しか登場していない姿ながら人気が高い形態です。
全身は赤みがかったオレンジ色のクリア成形で、レアのバーニングゴジラはこちらにフル塗装したもの。
そのせいでヤフオク等には個人がリペイントした偽物が多く出回り、装動を引き起こしました。
しかし、このクリア版もただのclearフィギュア=ハズレではなく、実は魅力に溢れているのです。
正面。
パーツとパーツの重なりが陰影を生み出し、それが色味を変えてただのクリアフィギュアに見えなくしています。
しっかり目・鼻・口も造形が分けられ、首元のシワ、発達した胸筋も造形されています。また、手足の爪の尖り具合もHGではなかなかのものです。
側面。
背びれのグラデーションが素晴らしく、光が当たると発光して見えます。
赤みが強い部分は、パーツの重なりだけだと思っていましたが、もしかするとクリアレッドでも塗られているのでしょうか?
背ビレ表面、特に根元辺りの凸凹した部分や隙間のモールドもサイズ以内ではありますが細かく造形されています。
これは本当にリペイントで化けそうです。
尻尾。
シンゴジラのクリア成形バージョンもあれば通常形態を作りたいですね。
自画自賛ですが、光の具合がとても良いです。
裏側。足裏、設置部分は他の2体と同様に平面。しかし、今弾の中では唯一の“オーソドックスなゴジラ”なので、この造形が懐かしくさえ感じます。
2016年登場のビオゴジと比較。購入して観るまで、ずっとバーニングゴジラはビオゴジの造形流用だと思っていたのですが、比べてみると違和感が…
手の位置や、微妙に造形が違います!
まさか、新規の金型!?……
2年越しの真実でした。
尻尾も反り具合が違います。良く見ると全然違いますね。
勘違いしていた頃の自分にロケットパンチを打ってこなければ…
以上、それぞれざっくりですが「HGゴジラ2017」のレビューでした。
改めて開封してみると、HGシリーズは本当にポテンシャルが高いと感じ、一体一体の魅力を再確認できました。
そしてやはりバーニングゴジラも作りたくなってきました。
手が空いたら、必ず…
それでは、今日はこの辺りで!
読んでいただき、ありがとうございました。
バイナラ!