おはこんばんにちは、なるがです。
この2日間、上空の寒気のせいか、地元は涼し気。
しかし、情けないことに気音叉にやられてか、やや夏バテ気味…
遅寝早起きが続いていたので、休みはちょっと早寝早起き気味にシフトしたいと思います。
さて、今日は以前リペイントを始めていた、同一の怪獣のフィギュアを2種類ご紹介いたします。
今回の怪獣は、『ウルトラマン』第21話「噴煙突破せよ」に登場した、毒ガス怪獣ケムラー。
身長は35m、体重は1万t。
大武山から出現した4足歩行タイプの怪獣で、口の中を連続でスパークさせ、吐き出す猛毒ガスが武器。また、大変硬い外殻を誇り、自衛隊戦車隊の砲撃はおろか、ウルトラマンのスペシウム光線さえ通じません。
ただし、背中の甲羅に守られた脳が唯一の弱点で、そこを露出した際ウルトラマンによって立ち上がらせられて動きを封じられ、イデ隊員発明のマッド・バズーカに狙撃。
よろよろと火口へ戻り、内部に転落。大爆発とともに死亡しました。
キングザウルスシリーズ、ブルマァク等で発売されたのちに、バンダイ製ソフビは現在では生産が終了している旧ウルトラ怪獣シリーズの、比較的初期に発売。
ただ、人気がなかったのかラインナップ変更時は姿を消してしまいました。
しかし、それほどプレミアは付いておらず、今回は送料も含めて500円ほどで購入できました。
以前は所有していたのですが、子供心にこのケムラーソフビは顔が不気味で、手元に置いておきたくなかったのです(-_-;)
再現度は決して高いとは言えず、特に顔に至ってはどこの妖怪?と思うほどアレンジがなされており、実際のスーツよりかなり気持ちの悪い造形に。
目のインクもはみ出しており、色味も劇中の印象と異なる、土気色のものでした。
この顔立ち、皆様はどう感じるでしょうか。
不気味であり、そして気の抜けたような、どこかお間抜けさんな顔でございます。
実際とは異なり、全ての歯が四角く造形されているのもそれを助長(;´・ω・)
しかしながら、皮膚のシワ具合やプロポーションはわりとスーツに近く、ややデフォルメされているものの、リアルなものでした。
ならば、これをより怪獣らしい、強そうなものにリペイントしてみよう!と思い立ち、今回、塗ってみることに。
が、超全集等4方向からの図像が手元になく、加えて画報も見落としていたため、多くを他の方のリペ画像に頼ってしまいました。
また、一部は独自解釈&大怪獣シリーズを参考に塗装。
結果、こうなりました。
全体はグレー、背中と尻尾の一部はダークグレー、そして背中の多くはライトブルーのぼかし塗り。
隙間はグレーやブラウンで、爪を好みでガンメタに塗っています。
ただ、手持ちの画報をよく調べてみたら、実際のスーツはもう少し色が青みがかっていて、そこに錆び色に近いブラウンやグレーが混じっているものでした(;・∀・)
ちなみに、ぼーっとしているように見えた顔は、目をブラウンの中に黒目のある塗装、口の中をレッド、歯をホワイトで塗って隙間に墨入れしたところ、より妖怪然とした姿に(;'∀')
実際のものとはかなり異なる、奇怪な顔になりました。
なかなか、この時代の怪獣は資料が少ないので、リアルな際限が難しいです。
ちなみに可動は両腕、両後ろ足、尻尾付け根。
ただ、硬質ソフビなので尻尾はカッチカチに固まってしまい、ほとんど動かせませんでした。
が、一応このように立たせたりはできるので、遊び甲斐は割とあります。
大きさはフィギュアーツ程度。ウルトラアクトだと合わなくはないのですが、ややウルトラマンが大きくなりすぎてしまいました。
怪獣として考えると、フィギュアーツくらいでしょうか。
アルティメットルミナスともまあまあ合います。
ケムラーvsウルトラマンコスモス(ルナモード)。
ケムラー自身は捕食行動のため、もしくは自衛のために毒ガスを放っているのですが、それはコスモスに登場した同じくガスを武器にするエリガルに通じます。
コスモスだと、また一味違った戦いを見せてくれそうです。
そして、リベンジというわけではありませんが、HGのケムラーもリペイントしてみました。
こちらは、HGウルトラマンシリーズ、ウルトラマンマックスの新たなる力編に収録されたもので、以前SHODOウルトラマンVSに合うか?と思い購入したもの。
未開封でしたが、ベタつきはあるし塗装は乱れているし、パーツは隙間が空きまくるしで、最初はやる気がなかなか出てきませんでしたが、Amazonのプライムビデオのウルトラマンを見て、やる気を出しました。
背中の一部に塗装省略があり、その部分をブラックで追加塗装。メリハリをつけました。
甲殻の外側はソフビ同様ライトブルーとダークグレーで汚し塗装。
尻尾の上側はブラウンで汚し塗装し、土汚れを表現。
ボディーはグレーでところどころ元の色を残して完成。
今回は爪はぬりませんでした。
全体にブラウンで汚しを入れたので、ソフビ版とは異なり、出現時のイメージに。
可動こそしませんが、顔立ちはソフビより良好なのでわりと見栄えよくなったかと思います。
大きさはソフビの半分ほど。親子のようですね。
こちらもリペイントした、ウルトラマンAタイプと。
大きさはやはりSHODOウルトラマンVSと組み合わせるには小さいですが、撮り方でどうにもできる!笑
以上、リペイントした旧ウルトラ怪獣シリーズのケムラーと、HGのケムラーでした。
ケムラー、劇中での活躍は嫌いではないのですが、商品に関してはなかなかいいものが立体化されず、一番似ているのはCCPや大怪獣シリーズのお高いものだけ。
ソフビ技術の上がった現代、そろそろ、もうちょっと出来のいいケムラーが出てもいい頃ではないでしょうか?
え、需要がない?……
そうおっしゃらないで。
え、ダメですか?…
それでは、今日はこの辺りで!
バイナラ。
読んでくださってありがとうございました(__)…