おはこんにちばんは、なるがです。1日ぶりです。
ここ3日日差しが強い。雲一つない空というのは洗濯には良いですが、皮膚弱い系には辛いでございます。。
さて、今日ご紹介するのはやはり少し前に購入した商品。
海洋堂さんから発売されていました、特撮リボルテックシリーズの「モゲラ」です。
★海洋堂さんの公式紹介ページ↓
http://tokusatsurevoltech.com/series013/
このモゲラは有名な『ゴジラvsスペースゴジラ』に登場したGフォースの変形ロボット(↓)の元ネタ。
映画『地球防衛軍』(1957年12月公開)に登場し、悪の侵略者である宇宙人ミステリアンが作ったロボットです。
平成版のモゲラ(表記はM.O.G.E.R.A)と異なり、悪の手先として人類の前に立ちはだかります。
劇中には2機のモゲラが登場し、後者の巨大なタイプは身長50m、体重5万tという設定。
顔と両手に付いたドリルで地中を時速150㎞で掘り進み、目から放つ殺人光線で攻撃してくる侵略ロボットです。
『地球防衛軍』公開の前年には『空の大怪獣ラドン』でゴジラとともに東宝怪獣映画では馴染み深いラドンが銀幕デビューをしましたが、この時期は1954年の『ゴジラ』にはじまり、怪獣映画の黎明期だったのですね。
終戦からわずか4,5年でここまでの作品ができる日本映画界、すごいです。
今回ご紹介するモゲラはブリスター内で上下&背びれ、頭部のアンテナが取り外された状態で入っています。
あ、尻尾もですね。
新品ですので、フィギュアの下にはビニールが敷かれ、本体は覆いの付いた針金で固定されています。
その他、付属品はなかなかマニアック。
モゲラを操る宇宙人「ミステリアン」のミニフィギュアやモゲラのディスプレイ用ジオラマ台座、さらにミステリアンとの決戦で使用された兵器「マーカライト・ファーブ」とその台座ジオラマまで付属する、本作を見た人ならば唸ってしまうラインナップです。
おまけのコイン、名前の札と保管用らしいオレンジの箱はバラゴンやギャオス(平成)にもはいるお馴染みの付属品ですね。
正直要りませんが(^_^;)
では、本体を取り外し、組み立てましょう。
……
あれ?
関節のあちこちがぐらぐら…しかも未開封なのにホコリ(?)のような触感があります。これではレビューできません(>_<)
何故かちょっと傾くモゲラ。あざとい!?
ということで少し洗いました。
とりあえず、乾いた後で、ドライヤーさんの力をお借りして、カチカチの背びれをはめ込み完了し、再び胴体を接合。
この背びれ、本当に折れそうで怖いです。しかも、ドライヤーで温めても完全にハマりきらない頑固さ(^_^;)
案の定、向きを変えようとふれた瞬間、外れて落ちてしまいました(-_-;)
しかし洗ったことで余分な潤滑油が流れたのか(?)、先ほどのゆるゆるから少し改善。
リボジョイントをはめ直したり、緩んでいたハマり具合を直したりしたおかげかもしれません。
とりあえず、自立できるようになったので、レビューしていきます。
まずは正面。
背筋、ピーン!
当初は「ミステリアンが掘削用に使役していた家畜の巨大怪獣」という設定でしたが、宇宙人の高度な科学力を描写するため、ロボット怪獣に。
初めてこのモゲラを見た時から、ずっと「どこか家政婦っぽいデザイン」と感じていたのはここだけの話笑
側面。
胴体部分が非常にボリューミーなため、奥行き・横幅もあります。
汚し塗装が良い感じですが、本当に汚れているのは困りますよ(^_^;)
尻尾は元々ジョイントが緩めなせいか、撮影方向を変えるたびに動いてしまいます(^_^;)
amazonさんのレビューを見ると、どうやらここも個体差で外れやすい、とのこと。
背面。
背びれはノコギリ状で、『海底軍艦』の轟天号を彷彿させます。
先端にドリル、そして胴体にこの背びれとは、どちらかが意識したのでしょうか?
調べてみると『地球防衛軍』が1957年、『海底軍艦』が1963年ですので、轟天号の方が影響を受けたのかもしれません(あくまでも主観の推測ですが)。
轟天号も特撮リボルテック化しており、現在見かける機会は少ないものの、なかなかの出来だとか。
ただ、他のフィギュアと絡めにくいサイズなので、購入予定はありません…。
もしブンドドを撮るときは、ミニバトルGにラインナップされていた、最新版(FW版)轟天号を使おうと思います。
さて、モゲラに戻りましょう。
顔を拡大してみると、顎辺りにクリアパーツのカバーが付いているのが分かります。何処となくショベルカーに似ているその形状は、以前ゲットした東宝怪獣シリーズソフビやHGフィギュア(元々持っていたもの)からは分からなかった特徴だったので、非常に新鮮な発見でした。
ジョイントは約19か所。
可動は細かい、口うるさいレビュアー(おい)に「動きすぎ」と書かれるほどよく動き、本物よりアクティブなポージングが出来ます。
ライダァア…変ン身!!的な。
ただバラゴンやギャオス、ティガレックス希少種に比べるとやや緩く保持性も低いため、足などはバランスが悪い気もしますが、自立する分には問題ありません。
また、リボジョイントはあるものの構造上柔軟に動かない場所があるのも、やや残念な所。これは他のリボルテックにも見られる特徴ですが、せっかく別のジョイントにしたのだから、動かせるようにしてほしかったです。
個人的には膝が動かないのが気になりました。
腰は逆に回りすぎるのが玉に瑕。
まるで『ウルトラマンガイア』のクラブガン&アネモスのよう。
足首も360度回るので、こんなアブノーマルな状態にもできます。
同じようなアクションは首だけですが、『ゴジラ対メカゴジラ』のメカゴジラ1974がゴジラ、そしてキングシーサーに挟撃された際に使っていましたね。
ズコーッ!のようなダイナミックなロボット怪獣らしからぬアクションもお手の物。
それでは、付属品を見ていきましょう。
まずはモゲラを操る宇宙人ミステリアン。戦隊ヒーローのパチ物のような怪しい姿ですが、他にもカラフルな服を着て何体か登場します。
当初は友好的に振る舞っていましたが、やがて本性を現しました。
サイズは小さいですが、モゲラとのスケールを考えるとやや大きめ。
こんな感じでジオラマに立たせれば、巨大化していく途中のようです(;´・ω・)
もう一つは、人類がミステリアン攻撃のために創り出した「マーカライト・ファーブ」。
専用の台座に立ててディスプレイします。
パラボラの角度が調整できるようになっていますが、関節の保持力はほぼ皆無(-_-;)
ゆっるゆるです。
頑張れば少しだけ角度が付けられるのですが、ちょっとした振動で俯いてしまうので完全な固定が出来ません。人によってはテープで固定しているそうです。
モゲラを攻撃!
モゲラの反撃。ご主人様に何危ないもの向けてんだこの野郎、的な。
後ろではミステリアンが自立できていません。撮影コーナーはでこぼこしているので(^_^;)
パシフィック・リムをイメージ。
本来戦闘タイプではなく、ダイナマイトで撃沈したモゲラにはちと荷が重い?
ゴジラ1998のソフビと絡めると、ゴジラアイランドでのモゲラ(本作では“プロトモゲラ”と呼称)との戦いっぽくなります。
ややサイズ負けしていますが(^_^;)
「初のロボット怪獣」と「初の合体ロボット」の共演。
「初のロボット怪獣」vs「初の地底怪獣」。
実際はもっとバラゴンの方が小ぶりですが、そこはブンドド補正(?)ということで。
ウマ「またかよ」
最後は、カッコいい出現シーンで締め。
台座は樹木の作り込みがすごいのですが、直立でしか立たせられず、直立させようにもジョイントのせいでまっすぐに立てない(苦笑)ので、主に撮影時の映り込む風景にしています。
こうした難が少し残念ですね。
以上、長くなりましたが特撮リボルテック「モゲラ」のレビューでした。
東宝怪獣の中ではさほどポピュラーでもなく、ホットな怪獣というわけでもありませんが、キングジョー同様良く動き、他の東宝怪獣はじめ、色々なキャラと絡ませられることは非常に魅力的に感じました。
何度も書いてしまいますが、背びれが付けにくく尻尾が外れやすい。またジョイントが緩めであるという、可動フィギュアとしては少し難も多いですが、造形や遊びのバラエティーなど、それを補う要素も多いです。
気になった方は是非。それほど値段も高騰していませんので、上手くいけばお得に買えるかもしれません。
そして何より、この子も是非ブンドドに入れてあげたいですね。
それでは今日はこの辺りで。
バイナラ!
敬礼!