こんばんは。2日ぶりのなるがです(__)

 

 今日ご紹介いたしますのは、1月ぐらいに購入しました、ムービーモンスターシリーズ「カイザーギドラ」のソフビです。


 1999年公開の『ゴジラ2000<ミレニアム>』に端を発する第3期ゴジラシリーズ、ミレニアムシリーズ。その最終作『ゴジラ ファイナルウォーズ』に登場した怪獣で、本作のラスボスでもあります。

 

 物語のクライマックス、侵略者「X星人」が送り込んだ怪獣たちをことごとく退けたゴジラと防衛軍の前に、巨大隕石が襲来。ゴジラはチャージ熱線を放ち隕石を粉砕しますが、その中からX星人のアンカーである「モンスターX」が出現。放射熱線と引力光線、そして激しい肉弾戦を繰り広げる2大怪獣ですが、なかなか決着がつきません。
 そこでX星人は一度倒されたガイガンを改造して再出撃させ、ゴジラを挟み撃ちにしようとします。

 しかし、モスラの邪魔が入り、改造ガイガンvsモスラ、モンスターXvsゴジラのタッグマッチに。

 

 モスラの活躍と自身のミスにより改造がイガンが倒れ、戦いはゴジラとモンスターXの一騎打ちに。
 再び光線を撃ちあった末、突如モンスターXは大地に手を突き、不気味に唸りはじめます。

 その肩に合った割れた頭蓋骨のような部分がせり上がって別の頭部になり、首が一気に伸びて身長も遥かに巨大化。真の姿、カイザーギドラとなって襲い掛かってきました。

 

 放射熱線も引力光線で防がれ、さらに光線でゴジラを己の足元に叩き落とし、巨体を生かして何度も踏みつけるカイザーギドラはさらに、ゴジラに食らいつき、エネルギーを吸引。ゴジラはどんどん弱り、このままカイザーギドラに敗れてしまうと思われました。

 

 しかし、人類が放ったエネルギー光線を受け、ゴジラは一気に体力を回復。逆にカイザーギドラはエネルギーを吸い過ぎて飽和状態になり、そこに隙ができ、真ん中の首を至近距離の放射熱線で吹き飛ばされてしまいます。

 

 ゴジラはさらに反撃に引力光線を撃とうとするカイザーギドラの首を捻じ曲げ、逆に違う首を焼き切って、3本あった首を1本にしてしまいました。

 

 そのままカイザーギドラを何度も大地に叩き付け、満身創痍となったカイザーギドラを、そのまま宇宙へと投げ飛ばし、その背びれを真っ赤に光らせます。
 そして、放たれた最強の熱線が遂にカイザーギドラを粉砕し、X星人の野望を打ち砕きました。

 

 

 タグなしの中古で、当時4900円で購入。公開当時もなかなか高かったで(3024円)すが、購入時も結構プレミアがついておりました。

 

 正面。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ムービーモンスターシリーズとしては、非常にボリュームのあるカイザーギドラ。勿論グレートモンスターシリーズのキングギドラや史上最大のサイズを誇る「ヤマタノオロチ」よりは小さいですが、当時価格を考えると思い切ったサイズです。

 あまりに大きいので、撮影スペースからはみ出してしまいます。

 

 他のムービーモンスターシリーズソフビやモンスターアーツと比べても、圧倒的な大きさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 モンアツでは一番大きなシン・ゴジラよりも巨大。この2体が実際に戦ったらどうなるのでしょうか?

 二次創作でもいいので一度見てみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 左側面。

 

 

 

 

 

 

 

 

 右側面。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キングギドラ系統の怪獣なので、後ろ方向にも場所をとります。ただ翼と尻尾は少し短めになっているので、奥行きと横幅は他のキングギドラほど気にしなくても良いでしょう。

 

 劇中に比べてやや翼は小さい気がしてしまうのが惜しい所です。

 

 

 背面。

 

 

 

 

 

 

 

 

 黄色の強い金色と農耕な紺色で塗装されている体ですが、背面も抜かりなく塗られています。この塗装に付いても賛否両論で、劇中とはやや違う仕上がりになっているとか。

 

 劇中のカイザーギドラはこんな感じ。

 

 

 

 

(画像はYahoo!!『カイザーギドラ』より拝借)

 

 

 

 

 尻尾はやはり動きが付けられており、しなっているように見えます。少し前方に重心がかかりがちなので、尻尾で支えてやるとイイ感じに立ちます。

 

 

 それぞれの顔のアップ。
 まずは正面から見て一番左の顔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大きな角は2本で、矢や先端は下へ反り、口を閉じ気味。眉間のシワやモールドがしっかりと造形されており、なかなかにリアル。

 

 口は完全には閉じられておらず、隙間部分は成型色。歯のみが塗装されており、全て金歯となっています。

 

 

 真ん中の首は、大きな角は2本で、先端は上方向に反っています。左の首と異なり、口を少し開けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし造形処理は先程の左端と変わらず。口の中は上顎の内側がピンクに塗られており、どこか可愛らしいです。


 舌は真っ赤で、下顎の内側は成型色で少し寂しいです。

 

 

 一番右の首は、何故か一本角で口をしっかり開けています。大きな角は先端が下方向に反ったものが3本で、密集しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3本の首それぞれ表情が違い、まるで興福寺の「阿修羅像」のようです。

 

 また、それぞれ首の根元と顔の付け根が360°回り、好きな方へ首を向けたり、顔に角度を付けたりできます。

 

 尻尾も360度可動し、風邪にたなびくように上方向にしたり、左右それぞれ違う表情を付けたりできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 4本ある足は前足は根元から360度、後ろ脚は足のみ360度回すことができます。 後ろ脚は接地面の都合上、ある程度おかしな位置にすることはできないので、それほど変化を付けることはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前足の裏はそれぞれ名前等が刻印されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 難点として、劇中に比べてやや胴長短足の造形になっており、頭が大きいように見えるのですが、公開されたデザイン画を参照すると、割と違和感なし。


 あおり撮影をする際はむしろちょうどいいバランスになるので、そうした遊び方を意識して作られたソフビなのかもしれません。

 

 おススメです。

 

 安ければ当時に比較的近い価格で入手できることもあるようですので、キングギドラが好きな方はぜひ、探してみてください。

 ぼったくりにはお気をつけて(^_^;)

 

 

 適当にアクション。

 

 カイザーギドラ、出現!

 

 

 

 

 

 

 

 

 サイズがサイズなので『ウルトラマンガイア』最終話のゾグ第2形態よろしく、ビルを踏み潰して登場させてみました。

 

 あちらもスーツアクター2人が獅子舞のようにして演じており、首が3つではないものの、シルエットがよく似ているので。

 

 ゴジラを踏みつけるカイザーギドラ。本当の相手はファイナルウォーズ版ゴジラであるべきなのですが、ブルークリアverのソフビでは雰囲気が出ないのと、スタンダードサイズは所持していないのでアーツのゴジラで代用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、大きさ比は良い感じです。

 

 そのままゴジラに噛みつき、エネルギーを吸い取るカイザーギドラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうしてみると、ゴジラがやや大きいですね。

 

 実際のスーツではカイザーギドラの首の根元の位置位にゴジラの尻尾が来ていたので、S.H.Figuartsくらいが良いですね。

 

 

 エネルギーを授けられ、反撃するゴジラ。


 カイザーギドラの首を掴んで振り回し、叩きつけたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 お次は尻尾を掴んでもう一度投げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのまま宇宙へハンマー投げのように投げ飛ばされ、最強熱線で倒されてしまいました。

 

 

 登場してから倒されるまでが短かったせいか、一部では変身前(モンスターX状態)の方が強いなどと揶揄されていますが、実際モンスターXはゴジラと五分五分で、優位に立ったのも改造がイガンの援護があったからであり、実際の戦闘能力はカイザーギドラの方が圧倒的に上だと思われます。


 確かに連戦で疲労していた、ということもありますが、放射熱線は押し返すわ、スペースゴジラばりの念動力でゴジラを持ち上げて叩き付けるわ、さらにあの巨体で直立しゴジラを踏みまくり、とどめにエネルギー吸収まで繰り出したので、正直、人類の援護がなければゴジラは勝てなかっただろう、と思います。

 

 ファイナルウォーズ版ゴジラもぜひモンスターアーツ化して欲しいですが、カイザーギドラも機会があればモンスターアーツ化して欲しいですね。

 

 昨年、一応2匹とも東宝大怪獣シリーズで発売されましたが、出来こそ良いものの可動するものではなく、2頭の激闘が再現できないのでBANDAIさん、是非、モンスターX、FWゴジラ、そしてカイザーギドラのモンスターアーツ化を!(笑)

 

 

 ちなみに、何故今頃このソフビを紹介したか?


 それは現在制作中のハリウッド版『GODZILLA2』に登場するリメイク版キングギドラのイメージ画像を見た際、まずカイザーギドラを彷彿とさせるデザインだったからです。

 

 西欧諸国に伝わる「ドラゴン〕伝説の怪物たちよろしく、生命感が溢れるリアルなキングギドラは保守的なキングギドラファンからすると「誰だお前は!?」となりそうなデザインですが、平成でサイボーグ化して以来、様々に進化を遂げているキングギドラです。


 今度はハリウッドで新たに命を吹き込まれ、カッコいい姿を見せてくれると期待しています。
 
 ただ、今度はどうか、「特撮パート」を多くしてくださいね?監督。
 中継風の撮影は、少し控えてくださいませ…見づらいのでございます(^_^;)

 

 それでは、今日はこの辺りで。

 バイナラ!

 

 

 あ、最後にもう一つ。

 BANDAIさん、抽選販売はやめた方が良いですよ。
 それよりも販売可能な数を表示し、限定販売する方が、消費者としては希望を無碍にされずありがたいです。

 

 というわけで…抽選販売、落ちました/(^o^)\

 今更気づいたんですが(^_^;)


 機龍~っ!!(血涙)