あぽやん | つれづれログ

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色々な事を徒然なるままに書いていこうと思います

あぽやん (文春文庫)/新野 剛志
¥700
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遠藤慶太は29歳。
大航ツーリスト本社から成田空港所に「飛ばされて」きた。
返り咲きを誓う遠藤だったが―パスポートの不所持、
予約消滅といった旅客のトラブル解決に奮闘するうちに
空港勤務のエキスパート「あぽやん」へと成長してゆく、
個性豊かな同僚たちと仕事への情熱を爽やかに描いた空港物語。

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ジャンルで言えばお仕事小説。

「あぽやん」とはかなり新鮮な響きだけれども、「空港」を3文字で表した
「APO」→「アポ」という流れから、空港で旅客を無事に送り出す職業を
「あぽやん」と呼ぶとのこと。

空港のトラブルバスターみたいな感じ。
空港勤務は航空業界ではあまり魅力の無い仕事らしく、そんな
ネガティブなニュアンスも含まっているようで…。

話の内容としては新米のあぽやんである主人公の慶太が、空港で
起きる様々なトラブルに奮闘するお話。
トラブルの中には、ややミステリー要素のあるものも。

空港に馴染みが無いせいもあって、空港でのお仕事については
かなり新鮮だった。

特に海外便ともなると、海外旅行未経験の僕には全くの未知の世界。
厳しい時間の制限があるだけに、大変な職業だと思った。

知らない世界の事を、身近に感じられるのは本の良さだよなぁ。

序盤の主人公は閑職扱いのあぽやんから抜け出す事を強く
意識していたが、次第にあぽやんの仕事に没頭していく。

個性豊かな上司、先輩、仲間達に囲まれて仕事を頑張る男の姿。
素直に良い物だと思う。

恋愛に不器用なのも好感を持てる一面だ(汗)。

これ系のお話を読むと、自分も頑張らないといけないなといつも思う。
すぐにダラけてしまいがちだけど…。

月曜からの仕事、頑張ろう!
今日は日曜だから全力でダラけるけどw