9/1/21(水)

Rouge ¥4,880 WineNavi/ラック・コーポレーション

 

この日の夕食は豚しゃぶ。

肉は国産の豚バラ肉と沖縄産の豚肩ロース肉のごく薄切り。野菜は大根、人参、ネギ、舞茸、ぶなしめじ。あとは豆腐。

昆布で出汁をとって、それぞれ火を通して、皿に盛りました。

冷やすまではしないですが、食卓で鍋をするとまだ暑いですからね。

 

肉はごまだれメインで、野菜と豆腐はポン酢醤油と柚子胡椒で食べました。

 

この日の肉はかなり脂が多く、重すぎました。脂は豚バラだけで十分でした。バラとモモの組み合わせくらいがちょうど良さそうです。

 

合わせたワインは、ショーヴネショパンの2016の村名ニュイサンジョルジュと前日に飲んでピノテしてると思ったアルプスの松本平ブラッククイーンの5年自家熟成。

 

ピノテしていると感じたわけですが、どのくらいピノに近いか比べてみようという試みです。

右がニュイサンジョルジュ、左が松本平ブラッククイーン です。

結果的には、「ピノとはやはりちょっと違う」でした。

初日はあまり感じなかった山葡萄的な香りが感じられて、ピノ・ノワールと比べると植物的な味わい。

 

やはりブラッククイーン はピノ・ノワールにはなれません。

 

さて、2016のニュイサンジョルジュのコメントです。

 

色はエッジにレンガ色が入るやや薄めのルビーレッド、グラスの底は余裕で見えます。

 

グラスからは、腐葉土や朽木、鼻腔の奥をツーンと刺激するトーンの高い香り、赤いチェリーや赤いベリー、ブラックチェリー、赤や紫のドライフラワー、芳しい香りで迂闊に吸い込むと咽せてしまいそうな香り、仄かにシナモン系のスパイス香。色々な香りの要素が重層的に重なります。

 

口にすると、豊かな果実の甘み、中程度からやや強めの酸、やや強めの苦味、舌をピリッと刺激する辛み、舌をギュッと締めるやや強めのタンニンの収斂味、ちょっと強すぎる感じの朽木の香味。

 

何が悪いのかは不明ながら、腐葉土や朽木の香りや香味が強くて、それがやや強めの苦みと合わさって、あまり楽しめません。

他の香りの要素はいいのですが。

 

2016って、こんなもんだっけ、とショーヴネショパンの 2016のワインの記録を見ると、コートドニュイヴィラージュを1本飲んでいるだけでした。

 

 

2年前に飲んだそちらはそんなことなかったのですが。

それではクリュ名無しのNSGのキャラクターかと思って、調べるとヴィンテージ違い2015の同等のキュヴェを飲んでいました。

 

 

こちらもそんなことは無し。

 

2016のこのキュヴェの特徴でしょうか。