マデリーン・ストウ 出演映画 ベスト10
1 ショート・カッツ
ロバート・アルトマン監督らしいオールスター出演による群像ドラマです。この作品では演技派の俳優たちが多数出演していますが、女優陣のフランシス・マクドーマンド、ジュリアン・ムーア、アンディ・マクダウェル、ジェニファー・ジェイソン・リー、リリ・テイラーというそうそうたるメンバーの中で、マデリーン・ストウも負けずに存在感を発揮しています。
2 黄昏のチャイナタウン
どんよりとした退廃的な雰囲気は悪くありません。登場人物のみんなが胡散臭い感じで、誰が正しくて誰が悪者なのか、もんもんとした感じもいいです。ただストーリーまでももやもやした感じが最後まで抜けきらず、すっきりしないまま終わってしまったのはちょっと物足りないところ。射殺された被害者の妻役でマデリーン・ストウは出演。
3 ワンス&フォーエバー
次から次へと敵味方双方死んでいく様子は言葉にならないほど痛々しい気持ちになる。そして他の映画と一つ違うとしたら、残された家族の描写を描いたことです。やや過剰描写の場面もありましたが、スポットを当てた点は評価できるでしょう。一方メインの戦闘シーンは、最近ありがちなドキュメンタリータッチの映像ではないが、迫力のある臨場感は出ていました。ただほかの映画と一線を画すものではなく、その点では当たり前の映画になってしまったし、メル・ギブソンもスーパー兵士というような描かれ方をしていて、不満は残ります。夫を戦地に送り出す妻がマデリーン・ストウ。
4 クローン
未来世界は観ているだけでも楽しいです。手抜き感もなく、映像的にはチープさは全く感じられません。ただ、逃亡劇に入ってくると、別に未来世界でなくても、と思われるようなごく普通の展開に陥ってしまうのは残念。ただそれだけで終わらないのがさすがで、最後は二重のとんでもないオチで落ち着いた感じ。全体としては、肩の力を入れずに楽に見られる娯楽作に仕上がっていました。ゲイリー・イニーズ演じる主人公の妻役でマデリーン・ストウは出演。
5 バッド・ガールズ
女4人の西部劇ですが、それぞれがなかなかさまになっていてカッコ良いです。人殺しとして追われる身となった娼婦とその仲間たちが、男ども相手に媚びを売らずに凛とした態度で相対し続ける姿は、西部の舞台にもはまって、一味違った西部劇として十分に楽しめるものになっていました。マデリーン・ストウ主演。
6 将軍の娘/エリザベス・キャンベル
期待が高かった分、やたら理屈っぽくて考えながらみていかないと、展開をつかめず、ミステリーものとしてはやや期待はずれ。死んだ将軍の娘が奔放な性行動に走っていた理由も不明。ジョン・トラヴォルタ演じる主人公の元恋人の捜査官をマデリーン・ストウが演じています。
7 張り込み
いわゆるバディ刑事もののアクション・コメディです。マデリーン・ストウは脱獄犯の恋人役を務めています。これといって山場のない淡々とした展開。刑事ものとしても、恋愛ものとしてもパンチに欠け、結果どっちつかずの作品になってしまった印象でした。
8 マイ・ハート, マイ・ラブ
群像劇風の、実は家族ドラマだったわけで、関係がもうちょっとひねりがあれば面白かったけれど,ひとつひとつも結局恋愛や夫婦関係の見直しということで、なんか弱かった感じです。不倫中の女性役でマデリーン・ストウは出演。
9 張り込みプラス
7の続編ですが、相変わらず中途半端感を覚え、楽しめませんでした。
10 12モンキーズ
テリー・ギリアム監督の話題作ではありますが、私はどうもダメでした。人類絶滅のウイルスを阻止するために奔走するという、アイディアはありきたりで、そこから結局犯人を追うことに終始していて、展開も面白味に欠けます。精神科の医師役をマデリーン・ストウが務めています。