●ヘクター・エリゾンド 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ヘクター・エリゾンド 出演映画 ベスト10

 

1 サブウェイ・パニック

人質事件を起こした犯人一味の本当の狙いは?ウォルター・マッソー演じる刑事を中心とした犯人との駆け引きと、パニックに陥った乗客たちの緊張感、そして必ずしも一枚岩でない犯人グループ、一刻も行きつく間も与えないスリリングな展開と緊張感ある犯人と警察のやり取りが最後まで続き、一気に見せる作品になっていました。市長が頼りなく、簡単に身代金を用意したり、犯人一味の言うことをすんなりと受け入れたりと、今の時代ではないだろうと思われるような展開はあったものの、マッソーのひょうひょうとした味わいもあって、まずは手堅いサスペンス・パニックムービーになっていました。犯人一味の一人としてヘクター・エリゾンドは出演。

 

2 プリティ・プリンセス

好感の持てる御伽噺といったところです。アン・ハサウェイは15歳という設定らしく新鮮な嫌味のない演技をしていますし、ジュリー・アンドリュースもありえない設定ながらも気品ある王女を好演。脇役もそれぞれ役割がはっきりしていて、見ているほうも分かりやすく安心できる設定になっています。冷静になってみると馬鹿馬鹿しいともいえるのですが、主人公が普通の高校生ながらも、(スピーチ以外の部分では)大袈裟過ぎる演技もなく、娯楽映画としての役割は充分果たしていたと思います。ヘクター・エリゾンドはボディガード役。

 

3 プリティ・ウーマン

いうまでもなくジュリア・ロバーツの出世作ということで、彼女の魅力が充分に出ている作品です。すれっからしの粗野な女性からゴージャスで品のある女性にかわっていく様子はもちろん、ホテル支配人(ヘクター・エリゾンド)の粋、そして有名な音楽など観所聴きどころも多いです。

 

4 アメリカン・ジゴロ

リチャード・ギアが見事なはまり役。陰謀に巻きこまれた売春夫と議員妻との不倫ロマンスをからめ、そこに殺人事件の真犯人探し的なミステリーの要素も加わり、決して上品な作品とは言えませんが、ラブ・ミステリーとして十分に楽しめるものになっています。ヘクター・エリゾンドは刑事役。

 

5 ビバリーヒルズ・コップ3 

遊園地を舞台にした騒動ですが、ファミリー向けの陽気な園内と、影を持つ従業員の対比がなかなか楽しい作品。シリーズ中では最も楽しく、エディ・マーフィの大げさな演技も嫌味でなく面白かったです。ヘクター・エリゾンドはベテラン刑事役を務めています。

 

6 バレンタインデー

比較する作品は「ラブ・アクチュアリー」あたりになってしまうのは仕方ないところ。そうすると、どうしてもこの作品の方が、出来としてはワンランク下がってしまうという感想です。いや、けっして面白くないわけではないですよ。多くの登場人物をそれなりに上手にまとめていますし、それぞれの結末も悪くはありません。ただ、登場人物たちのキャラクターづけが、やや平凡だったようには思います。特に肩入れしたくなるような魅力的な人物があまりいなくて、強いて言えばアシュトン・カッチャー演じる花屋さんぐらいだったかな。出来の良いラブコメに感じるようなキュンとした切なさのようなものが、ちょっと薄かったようには思います。豪華キャストも華やかですし、軽い気持ちで観る分には悪い作品ではないのですが、全体としては凡作にとどまってしまったことが残念でした。出会った50年の夫婦の夫役でヘクター・エリゾンドは登場。

 

7 スーパー・タッチダウン

スポーツドラマの王道を行くダメ集団の成長物語。極端な特技を持つキャラクターとロートルコーチ、さらには引退しかけたベテランの再起と、これでもかと繰り出してくる定石の数々。大きくはずすことはなく無難な、安心して観られるスポーツものの王道を行く映画ではあります。ヘクター・エリゾンドはヘッドコーチを演じます。

 

8 恋のためらい フランキーとジョニー 

ミシェル・ファイファーが良いです。アル・パチーノ演じるコックとの間でいったりきたりの心の内がもどかしく、やや理解に難しい部分もありますが、二人の熱演で大人の恋の物語に仕上がっています。刑務所あがりというアル・パチーノ演じる主人公の設定がうまく生かされていれば、より良かったとは思いますが…。

 

9 コレラの時代の愛

これを究極の純愛映画と捉えるか、異常な偏愛映画と捉えるか、有名な純愛小説の名作が元とは言えども、こうして映像で見せられると、結構紙一重の際どいところではなかったかと感じました。或いは原作がやや大きすぎたのかもしれません。果たしてここまで一人の人を報われないままに愛し続けることが出来るものなのか、ある意味尊敬に値します。しかしその愛が、矛盾しているようですが、まっすぐで屈折しているのです。彼女を忘れるために他の女性と次々に関係を持ち続けて行き、それだけでなく人数を数えてそれを日記風に記していくという異常ぶり、それでいて彼女の夫が死んだその日に、これチャンスとばかりに押しかけるストーカー的な執着心。いやいや、たいした物です。その粘着性は、ハビエル・バルデムの得意とする演技でもありますから、余計にリアルに感じられました。

 

10 乱気流 タービュランス

うさんくさいものがやっぱりうさんくさい。殺人鬼に飛行機パニックを加えて、二重のパニック構造でそれなりに楽しめるが、犯人があまりに嫌らしく、作品として好感を持てなかったですね。まあ、犯罪映画としてはそれがいいともいえるのですが。ヘクター・エリゾンドは得意の刑事役。