●象の映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

象の映画 ベスト10

 

1 地上最大のショウ

恋あり対抗心あり友情ありのいろんな要素をつめこんでいて、しかもスケールの大きなサーカスセットを使い、見ていて楽しい映画です。サーカスの裏舞台の紹介としても楽しめます。女を象で踏みつぶそうと企んだ象使いがクビになり、列車強盗を狙ったことから大事故に、なんて展開も。

 

2 脱走山脈

戦争アクションのなかに、象などの動物との交流を盛り込んだ、異色といえる作品ですが、それがアクセントとなって、単純な逃走劇に終わらず、温かみと骨と両方を感じることが出来る活劇となっています。惜しいのは唯一といっていい女性の登場人物が、あまり大事な役割を果たせず、単なる色づけで終わってしまったことでしょうか。動物が登場し、男くさい戦争ものとは一線を画している作品だけに、もう少し活躍させても違和感はなかったようには思いました。

 

3 恋人たちのパレード

クリストフ・ヴァルツはこうしたねちっこくて嫌味なキャラクターが似合いますね。完全に悪役を担うことで、ウィザスプーンとパティンソンの恋路を盛り上げてくれました。サーカスを舞台にしているということで、三角関係の行方だけでなく、象の芸達者ぶりもまた作品を盛り上げ、回想形式をとることで古き良き時代のノスタルジックなムードも相まって、まずまずの作品になっていたと思います。ただこの邦題はわけが分かりませんね。

 

4 ジュマンジ

2回目。ばかばかしい話なのですが、次はどんなものが出てくるのかという楽しみがあって、ワクワク感がいいです。コメディの要素も盛り込んで、大人も子供も楽しめる作品だと思います。いきなり象に車が踏みつぶされたりと、映像で楽しませてくれます。

 

 

5 ダンボ

今更説明の必要もないダンボのストーリーを、ティム・バートン流にアレンジした作品です。耳の大きさを笑われるサーカス象が、その耳を利用して飛べることに気づいたことから、世界が変わっていく様子は、どこか人間にも通ずる部分もありますね。ただやはりバートン、一筋縄ではいきませんでした。

 

 

6 星になった少年

タイにわたって象使いを目指した少年を、柳楽優弥が好演していますが、象や人々との交流を奇をてらわずにオーソドックスなドラマに仕上げています。日本映画らしい感情を滑らかに描き出すような音楽の使われ方が印象的。健全な作品です。

 星になった少年

 

7 紀元前1万年

有名俳優も出ておらず、唯一最大の見所は、スケール感ある映像でしょう。広大な大地、何もない砂漠、猛獣との戦い、そして何よりも圧巻なのは絶大な巨大アジト(といっていいのかどう…)の映像です。数え切れない奴隷たちが働き、マンモスが何頭も行き来するこのアジト、お城といってもいいかもしれませんが、当然CGをふんだんに使ってはいるものの、観ているだけで古代へのロマンを感じる映像になっていました。大スクリーンで観るとかなりの迫力であったことは間違いありません。しかし、見所はそこまで、ストーリー展開の方はどうということはありません。さらわれた恋人や仲間を助けに、遠路はるばる追っていく過程にはスリルや緊張感を不思議と感じません。主人公危機一髪!という場面がなかったせいかもしれませんが、もう少し粘り強く、ためを作っても良かったのではないでしょうか。最後の奪還シーンも意外にあっけないもので、アクションやバイオレンスのシーンにはそれほど目を見張るものはありません。もちろん、昨今のえげつない殺戮シーンを見せていればそれでいいという風潮には賛同しかねますが、これだけスケール感ある舞台を用意したわりには、意外にあっさりした戦闘場面でした。

 

 

8 ハタリ!

簡単に言ってしまえば野生動物捕獲コメディなのですが、なにせ長い。何回も捕獲シーンを見せられ、恋の行方ものんびりしているし、どこか子供っぽい。笑いもゆるく、集中して見るには1時間は縮めるべき、なんて思ってしまいました。

 

9 子象物語 地上に降りた天使

動物をメインに据えた○○物語って、一時期何本か作られましたが、こちらもタイトル通りの象を中心に据えたアニマル・ムービーです。大人も子供も一緒に楽しめるというところがあるのでしょう、この映画もそんな作品です。厳しい時代背景の中での人間と象との心温まる交流の話しは鉄板ですね。

 

 

10 ホワイトハンター ブラックハ-ト  

象牙を狙って象を撃ち倒すことに夢中な映画監督をクリント・イーストウッドが演じた自身による監督作。起伏の乏しい退屈な物語。結局何をみせたかっのか意図がよく分からなかったです。実在の人物の物語らしいですが、イーストウッドの思い入れが観ている側に伝わってこないのですよね。